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「昇格だ！！」
キ「それは何！？」
「星3演出が星4確定になんの！確定だよ！」
キ「えガッチさんまた出したの？」
ガ「俺凄くない！？」
初音ミクの周りを囲っている10個の玉の内、虹色は3個。
……え？
今ありえない数の虹色の玉が見えた気がしたんだけど？
キ「今、虹色の玉3個無かった…？」
「や、やっぱあったよね？」
ガ「もしや…3枚抜きというやつですか？」
「3枚抜きだぁぁぁ！！」
3枚抜きなんて初めて見た…。
胸がドキドキしてもう死にそうなくらい心臓が動いている。
『降参したほうがいいんじゃない？』
今回のピックアップのミクちゃん。
「ミクちゃん！！」
『いつもの僕らしくない……？』
POTATOイベの類くん。
「あ、類くんかっこい
『案外、悪くない1年だったかもね』
今回のピックアップのえななん。
「えななんだぁぁぁぁぁぁぁぁ！！！！」
キ「あ！この子神楽が欲しがってた子！！」
ガ「この子好きな子！？」
「大好きな子！！やばいガッチさん凄すぎ！！」
ガ「へへへ、俺すごい！！」
キ「すげぇすげぇ！！」
「ガッチさんありがとう！！！」
ガ「楽勝よ！」
レ「ちょっと。そこの子ども3人うるさいよ」
近くでスマホをいじっていたレトが顔を上げてこっちを見た。
キ「子どもじゃねーし！」
「あーごめんレトｯ…げほっ」
最悪。
騒ぎすぎて喉枯れた。
キ「ぎゃははは！神楽声枯れてる！」
レ「これから動画撮るのになんで喉枯らしてんの」
「ごめんごめｯ、ごほっ、でもこれはしょうがないと思う。ガチャだもん。盛り上がｯ、ちゃうもん」
レ「はい水」
レトは冷蔵庫からい○はすを1本取りだし私に差し出す。
「あぃざいまーす…」
私はいろ○すを一気に半分くらい飲んだ。
レ「今日録んのやめとく？」
牛「面白いからそのままでいんじゃね？」
うっしーはニヤニヤしながらこっちを見ている。
何笑ってんだよ牛沢。
「別に私は大丈夫だよ、みんなが気にならなければ」
レ「よしじゃあ録ろう」
キ「即答笑」
さっきまで誰1人動かなかったのに録ると決まったら全員がすぐに動き出した。
これがデキる実況者か…。
実況の準備をしながら私は確信した。
ガッチマンという男は何かと奇跡を起こす人物だと。
これからのガチャは全部ガッチさんに任せよーっと。
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作者名：RIN | 作成日時：2020年7月17日 6時
