出会い(ｷﾖ編) ページ26
〜2015年2月28日〜
(日にちは定かではないです)
レ「あ、ぐらちゃん来た。ほな行こか」
「うん」
今日は実況者の集まりの日。
私はレトに誘われたので詳しいことは知らないけど、13人集まるらしい。
…多いな。
扉を開けると既に数人来ていた。
レ「あ、つぁはすくん！」
レトはつわはす(？)さんという人を見つけるとその人の元へ行ってしまう。
残された私はひとりになる。
おぉっと〜……どうしようか…。
すると、用意されていた椅子に座りスマホを弄る男の人が目に止まった。
あの人もひとりだ…
話しかけるべき……？
その人は茶髪でスタイルがよく、レトのようなマスクはしていなかった。
うわでもなんか怖。
雰囲気がなんか、ヤンキーみたい…。
でもこのままひとりでいるのも気まずすぎたので私は思い切ってその人に話しかける。
「は、初めまして…」
私が話しかけるとその人は私を見上げ席を立ち、スマホをズボンのポケットにしまった。
？「…初めまして」
背高っ…
何センチあるんだこの人……。
「か、神楽です。今日はよろしくお願いします」
キ「キヨ、です。よろしくお願いします」
キヨ……
どこかで聞いたことがあるような…
キ「ひとりなんですか？」
「あ、まぁ…はい。鎖国主義なもので」
キ「あぁ…。俺もです。良かったら座って話しませんか？」
「はい」
…なんか、想像が悪かったからすごくいい人に見える。
私の考えはただの偏見だったのか…。
私とキヨさんは隣同士で椅子に座った。
「キヨさんは今何歳なんですか？」
キ「24です。神楽さんは？」
「あ、私も24です」
同い年か…。
見えない……
年下に見える…。
キ「同い年なんですね…。良かったです」
良かった…？何が？？
まさかこの人…
この見た目で全然喋らない人！？
「…実況はいつから始めたんですか？」
キ「2009年の10月です」
「あ、そうなんですね。私は2008年の12月です」
キ「先輩なんですね…」
……無理。
会話が続かない。
誰かここに話しのスペシャリスト来てくれぇぇぇぇぇ！！！
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作者名：RIN | 作成日時：2020年7月17日 6時
