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貴方視点
「美味しい……」
安室「フフッ。随分とがっつきますね」
「……」
「おや?黒澤さんじゃないか!」
「……お久しぶりです、金田さん」
また来た
このジジイ……
「今日は奥方様とご一緒ではないのですか?」
金田「いや来ておるが。それよりも、どうだ?わしと一杯」
そう言って私の腰をそっと掴んでくる
眼の前にバーボンが居ると言うのに…
安室「Aさん、そちらの方は?」
「以前商談した金田さんです」
金田「なんだ…この男は」
安室「はじめまして、Aさんの恋人の安室と申します」
金田「恋人だと…!?」
安室「えぇ。ですので、僕の目の前でそんなことをなさらないでいただきいのですが……」
金田「ふ、ふざけるなよ!わしが先に目をつけておったというのに!!」
なんて…いざこざを始めてしまった
「……」
お酒でも飲んでおくか
そう思い
ウェイターから白ワインをいただく
「……」
安室「Aさん、行きましょうか」
「金田さんはどうしたのですか?透さん」
安室「すこーし"お話"をしたら何処かに行ってしまいましたよ」
なにしたんだ
バーボン……
すごい笑顔だ…
安室「では、各自で情報を集めるとしますか?」
「えぇ…そうしますか」
安室「何かあったら呼んでください。すぐに駆けつけますから」
「わかりました」
そう言って一時解散した
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作者名:箔月 | 作成日時:2023年8月12日 12時