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貴方視点

降谷「しっかりしろ!A!!」

「ッ……」

ジンは…一体何処に……

私が傷を負ってすぐにジンは部屋を出ていた

降谷「すぐに止血を…ッ!」

「平気だ…」

(ゼロ)の腕から抜け出し

立ち上がる

右腕で傷口を押さえ込むが

床に血が落ちる

降谷「A……」

(ゼロ)…すぐに此処から降りろ…」

コナン「柳さん!!」

「ボウヤ…早く逃げてくれ」

コナン「その傷!」

ボウヤは私の傷口を見て反応する

「気にするな…」

一筋の汗が床に落ちた

ポケットからUSBを取り出し

ボウヤの手にそっと置く

その拍子にボウヤの手に私の血が付着した

コナン「これは…?」

「……薬のデータだ…それを持って今すぐに此処から離れるんだ」

降谷「Aは…?」

「……私は、ジンを殺す。私が殺さなければならないんだ」

重い足取りで歩き出し

部屋を出た

私の通った場所には

血が滴った跡が残っていた

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作者名:箔月 | 作成日時:2023年7月17日 17時

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