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貴方視点

周囲を警戒しながらもボウヤを探す

あのボウヤの事だ

もうすぐでこの階に着くかもしれない

いや…

もう着いているかもしれない

そう思いながらも足を止めない

「……」

窓周辺を警戒しながら

長い通路を進んでいく

壁には血が付着しており

死体が転がっている

仲間も混ざっていた

「ッ……」

走っているとなにかにぶつかった

「!」

「!柳さん……」

「ボウヤ…」

やっと見つけた

すぐに立ち上がり

ボウヤを見る

「なんで此処にいるんだ。赤井の側にいろといったはずだ」

コナン「でも!」

「でもじゃない。此処はもう戦場なんだ。君まで巻き込みたくはないんだ。お願いだ、守らせてはくれないのか?」

コナン「……僕のことを守るなら、柳さんの事は誰が守るの?」

「!……それは」

コナン「早く行こう。この先にいるんだよね」

通路の奥をボウヤは指差した

「……私から離れるなよ」

コナン「うん」

そう言って

通路を駆け抜ける

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作者名:箔月 | 作成日時:2023年7月17日 17時

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