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貴方視点

階段を登りきったすぐ後

風見が登ってきた

「どうした、風見」

風見「降谷さんが反対側から登ったので、我々はこちらから……」

「そうか。気をつけろ、まだ隠れている可能性がある」

風見「はい。わかりました」

「……」

明かりが一つもついていない…

視界が悪いな

ライトを付けたいが

それで居場所がバレたらマズイ…

「ライトは極力付けずに、支給していた暗視ゴーグルをつけるように言っておけ」

風見「はい!」

「……」

すると風見の部下が私の前に焦った様子で向かっていた

「どうした?」

部下1「爆弾が仕掛けられています!すぐに避難してください!」

風見・貴方「!」

「どこにだ」

部下1「この廊下の突き当りに……」

「……」

やるしかないか

「風見」

風見「はい!」

「私は爆弾を解除する。誰もこの廊下に通すな。もし爆発しても、私だけが死ぬ。さっさと行け」

風見「で、ですが……」

「風見!」

思わず風見の胸ぐらを掴む

風見「!?」

「お前は誰だ!お前は公安警察の風見裕也だ!!!目的を遂行させろ!!例え部下が!上司が死んでも!!お前はやるしかないんだ!!」

風見「!わかりました!!」

風見は無線で廊下を通行止めし

別方向へと走っていった

「……」

私は爆弾があるという場所へと向かう

公安1「!柳さん!!」

「どけ。この廊下からすぐに離れるんだ」

公安2「し、しかし!」

「私がこの爆弾を解体する。お前たちはこの階の制圧をしろ。何かあれば降谷に連絡する。行け」

一同「はい!!!!」

「……」

行ったか…

ライトを口にくわえ

爆弾の回路を開く

「水銀……」

全く……

「なんの因果か…」

まぁ

流石にこれでは死なない

こんな仕掛け

3分あれば十分だからな

松田«こんな仕掛け、3分もあれば十分だ»

「……」

松田«焦りは最大のトラップだぜ、A»

萩原«踏めるアクセルはしっかり踏まないとね»

諸伏«Aはやれるだけやればいい»

伊達«柳は何も間違ったことはしてねぇ»

「……わかってる」

わかってるよ

皆…

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作者名:箔月 | 作成日時:2023年7月17日 17時

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