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貴方視点

ラム「随分大きくなりましたね」

「お前は…私の父親かよ…」

ラム「まぁ、あの時の状況を考えるとそうなりますね」

そう言いながら

ラムは拳銃を私に向ける

「ッ……」

拳銃を取り出すが

手が震えてうまく握れない

でも…

ラム「ここであなたを失うのは痛いですが、仕方がないですね」

「フフッ……その前にお前を殺す」

ぶっ殺してやる…

コイツの…

コイツのせいで!!

私達家族が崩れたんだ!

「お前のせいで!!!!」

ジン「ラム」

ラム「どうしましたか?ジン」

「……」

ジン「俺が始末しておきますよ」

ラム「………そうですか。では、任せますよ」

そう言ってラムは出口に向かおうとしていた

だが

バンッ!!

ジン「!」

「!赤井…?」

ラムは頭を撃たれ

無惨にも倒れ込んだ

「……」

ラムが…

ラムが死んだ……

赤井《柳!そこから今すぐに離れろ!!》

「どうしたんだ、赤井」

赤井《ジョディからの話によると、爆弾はそこの部屋に仕掛けられているらしい!》

「!わかった」

ジン「おい。何処に行こうってんだ」

「此処まで来て…逃げれるわけないか」

咄嗟に拳銃を発砲し

ジンの肩を擦る

ジン「!チッ…」

「はぁ……はぁ…」

あぁ…

仕留め損なったか

当たらなかった…

「ふぅ……」

ジン「テメェ…」

「兄さん……殺したいなら殺してよ」

ジン「!」

「私さ……兄さんになら、殺されても…構わない…」

手に握っていた拳銃を地面へと落とす

そしてゆっくりと兄に近づく

「ほら…この距離なら外さない…すぐに殺せる…」

ジン「……」

兄の手をそっと握り

拳銃を私の胸に当てる

「ほら…早く……」

兄さんが撃たなくても

この出血量じゃ多分私は死ぬ

だから…

どちらでもいいんだ

ジン「……チッ」

兄は私の手を振り払い

握っていた拳銃で

自身の脇腹に発砲した

ジン「ッ!!」

「え……?」

自分の手に兄の血が付着する

「兄…さん?」

兄は地面に崩れ落ち

壁に背をつける

そして

私も意地を張っていたのか

足が突然動かなくなり

無様にも地面にしゃがみ込んでしまう

すると何かが私の身体を貫く

弾丸だ…

そう理解した

多分だがキャンティだろう

視界が更にぼやける

このまま…

目を閉じようか…

そう思ったその瞬間……

そっと兄に抱き寄せれたのだった

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作者名:箔月 | 作成日時:2023年7月17日 17時

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