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コナン視点
柳さんと松田刑事との関係が気になって
警視庁に来ていた
佐藤「コナン君、もう遅いのにどうした来ちゃったの?」
コナン「ごめんなさーい」
佐藤「はぁ。それで、聞きたいことって?」
コナン「松田刑事のことなんだけど…」
佐藤「!どうして……?」
コナン「萩原隊員ともう一人誰かに連絡してたんだよね?松田刑事」
佐藤「えぇ。そうだけど…」
コナン「その人についてなにか言ってなかった?」
佐藤「え?うーん……」
佐藤刑事は記憶を探るように頭を悩ませていた
佐藤「あ。そういえば、松田君こう言ってたわね」
コナン「え?」
佐藤「『もう一人の親友は、別の課に異動させられちまったんだ。けど、俺はアイツを絶対に一人にしねぇ』って…。どういう事なのかわからなくて」
コナン「……」
多分だが
松田刑事は柳さんを一人にしたらどうなるかわかっていたんだ
だからあんなことを……
そう言えば…
コナン「……ねえ」
佐藤「ん?まだなにかあるの?」
コナン「いや…警視庁にさ、変わった人来なかった?」
佐藤「変わった人……。そういえば、数時間前に銀髪の人が来たわ。課に用事があるって言って。妙に日本人離れしてるから覚えていたの。それと、先輩には敬語くらい使ったらって言われたわ」
コナン「そっか」
佐藤「そういえば、あの人何処かで見たことあると思ったのよ」
コナン「え?何処かでって?」
佐藤「三年前、松田君の遺体が警察病院に運ばれた時、配属前の伊達さんと一緒に来てたのよ。松田君の名前を呼びながら泣きじゃくっていたから、印象に残っているの。後で伊達さんに聞いたら、幼馴染で同期って言ってたわね…」
コナン「……」
てことは、佐藤刑事は一方的に面識があったんだ…
佐藤「松田君と伊達さん、2人と同期なら、私の1期上の先輩になるわね、その人」
コナン「え?佐藤って松田刑事の後輩なの?」
佐藤「まぁそうなるわね。でも、刑事としては私のほうが先輩よ」
コナン「そうなんだ」
なら、刑事としては柳さんより佐藤刑事のほうが経験は長いんだ…
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作者名:箔月 | 作成日時:2023年6月21日 20時