虚偽報告 ページ28
tn「ご家族がM国に?」
『はい!詳しいことは夏にとは書かれてたんですけど…。』
ht「無事で良かったね。」
『えぇ、本当に良かった!』
食堂に向かう途中でとりあえずトンさんに報告。
私の嬉しそうな顔に彼らも微笑んでくれる。
tn「夏っていつくらいなん?」
『7月の中旬から下旬…と。そこら辺に会えないかとも聞かれてて。』
tn「ならグラシアの夏休みはそこら辺にしよか。」
ht「2週間、ゆっくりご家族と話せると良いね。」
2週間も貰えるのか…。
父と予想以上に話せるかもしれない。
私の心は更に浮き足立つ。
7月まであと3ヶ月弱はあるのだが。
家族と久しぶりに会えるのは嬉しいこと。
os「ん?グラシア、なんか嬉しそうめう。」
ht「ご家族との連絡が取れたんだって。」
os「本当?!良かったなぁグラシア!」
うりゃ、と頭をガシガシと撫でられた。
ここの人達は他人のことでも自分の事のように嬉しがる。
少しばかり心は痛くなるが、父と対面で話せそうで嬉しくないわけが無い。
『会えるの、楽しみなんです。』
私はどんな顔だっただろうか。
オスマンは酷く優しい顔をした。
os「…せやろうなぁ。」
優しく手を握った彼の真意は分からなかった。
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感応寺(プロフ) - 茜さん» ご指摘ありがとうございます!すぐ直させていただきます。 (2021年3月4日 16時) (レス) id: b00fa173bb (このIDを非表示/違反報告)
茜(プロフ) - 7ページ 整理が生理と誤字ってますよ (2021年3月4日 16時) (レス) id: 8cbf8b74da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:感応寺 | 作成日時:2021年3月3日 21時