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実力発揮 ページ15

横腹に向かって薙ぎ払う。
これは後ろに飛び退きかわされた。
リーチはこちらの方がある。
近づかずに攻撃できるのがまだ良い。

tn「っ嘘だろ」

『手加減されるほど弱くはないんですよ!』

今度は脳天に向けて振り下ろす。
またもや横に避けられる。
地面に穴が空いたくらいだ。

tn「なんかっ変わっとらん?!」

粛清剣を降り下ろされたので、よろけた感じで避ける。
その隙に転ばせようと足払いをした。
また避けられた…!

『そりゃあ、レイピアとは違いますからっ』

そろそろ終わらせたい。
私は薙刀を書記長に向けて投げつけた。

tn「はあっ?!」

相手には重りがある。
避けるので精一杯のはず。
予想通りだ。

その隙を突き、続けてナイフを避けた先に投げる。
投げたと同時にもう1本のナイフを手に書記長に体当たりをした。
彼は地面に倒れ込む。
その首にそっとナイフを当てた。

『……ショッピ?』

shp「っぁ…そこまで!勝者グラシア!」

周りの一般兵から歓声と拍手が沸き上がる。
いつの間に、一般兵が…。
そう思う間もなくコネシマさんに肩を引っ張られた。

kn「やっぱ今からでもうちに来うへん?」

sha「いーやうちや。な、グラシア!」

近接隊の2人から挟まれた。
それから抜け出し、書記長に手を貸す。

『大丈夫でしょうか…?』

tn「おん、大丈夫やで。…にしても、どこでその腕。」

『…g国ですよ。幼い頃から兵役に向けての訓練があるので。』

tn「なるほどな。」

そんなの無いけど。

「グラシアちゃーん!」

「かっこいいよー!」

同級だろうか。
そんな声がかけられる。
勇敢にも彼らは私を囲んだ。

『いいや、手加減とハンデをされてようやく勝てたんだから。これは勝ちじゃないよ。』

そう、勝ちじゃない。
彼の目の下にある隈などから体調も万全でなかったことが分かる。
それを指摘すると、書記長は苦笑いをした。

tn「まあ…それでも勝ちは勝ちや。さすが俺の補佐やな。」

幹部たちの叱責で同級たちは去っていく。
グルッペンさんは私たちに近づき、肩を叩いた。

gr「素晴らしい戦いだった!トン氏が万全の状態でなかったとはいえ、勝利するのは容易ではない。よくやったな、グラシア。」

ゾムより少し大きい手が私の頭にのせられた。
なんだかむず痒い。

rb「2人とも、写真撮るか?」

監視役のはずの彼がいつの間にかカメラを持って現れていた。
私たちは汚れを落とす。
武器は周りの人に取られた。

rb「はい、2人寄って!」

ストロボが光って眩しい。
写真はその日のうちに届けられた。

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感応寺(プロフ) - 茜さん» ご指摘ありがとうございます!すぐ直させていただきます。 (2021年3月4日 16時) (レス) id: b00fa173bb (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 7ページ 整理が生理と誤字ってますよ (2021年3月4日 16時) (レス) id: 8cbf8b74da (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:感応寺 | 作成日時:2021年3月3日 21時

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