【ジョジョ５部】茨の王女 (ページ1)

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クイーン・ディード① ページ1

アイツだ。

きっと卵からかえったのだ。

『お前か…！』

銃を発砲する。

だが、それさえも避けて、アイツは私をひっかいた。

サイアク。

丁度胸だし。

浅いから、大丈夫だ。

『ンの変態がァッ…！！』

キックをかます私。

ダメだ。

ココじゃあせまくてまともに戦えない！

場所を変えよう！

『チクショウッ………』

あそこしかない。

私が最初に船に入った色々な荷物がつまれている船首。

あそこだ！

『おら、こっちに来やがれってんだ化け物ッ！』

私はドアを開けて、走りだした。

後ろなんて、振り返らない。

振り返ったら。

あのクソッたれ化け物に八つ裂きにされる覚悟でもしとこう。

私は走った。

『はぁ、はぁ。』

後ろから音が聞こえる。

あぁ、もう！

泣きそうだ。

なんか…………………………フワフワしたものに抱き着きたいぜ。

って。

そんなコト考えているヒマじゃあない！

『ついたァ…………………………！』

私は船首にやっとついた。

が。

まだ安心するのは早い。

『決着だ、化け物め。』

弾丸を込める。

ナイフを片手に持つ。

せいぜい海に落ちないようにね。

ココ。

鉄の柵がちょっとはってあるだけで、小さい子供でも乗り越えられるようなくらい鉄の柵は役が立たない。

『…………………………』

私は銃を構えた。

化け物は、うめき声を上げながら私へ突進してきた…………………………

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