包帯無駄遣い装置の妹さん【文スト】

No.05 ページ7

「そうだ、時祢ちゃんは何処に住まわせるんだい？」



「私の自宅です」




森さんは私の答えに渋い顔をした。





「………女性の襲撃が心配だね」



「ちゃんと備えてますし、私の本当の住所を知る女性なんてなかなか居ませんよ」





その後、時祢は私と行動を共にしつつマフィアの知識を身に付けるということが決定した。



私の傍に居られない時は森さんか姐さんに預けることになる。



姐さんは兎も角森さんが厭だが、まだ幼い彼女に陰惨な仕事場を見せるより余程良い。





「それじゃあ、紅葉君に逢わせに行ってきては如何だい？今日彼女は執務室に居る筈だ」



「そうします。時祢、行こうか」





私は何時の間にやらエリス嬢と絵本を読んでいた時祢に呼び掛けた。



すると時祢がエリス嬢に断ってから駆け寄ってくる。





「時祢、また遊びに来るのよ！」



「うん」





エリス嬢に返事をすると、時祢は森さんに向き直った。



森さんは時祢ににこりと笑う。





「またおいで、時祢ちゃん」



「はい。リンタロウさん、さようなら」





森さんが目を見開いた。



そして手で顔を覆って天を仰ぐ。





「時祢ちゃん可愛すぎる……っ！」



「時祢、何故其の呼び方なんだい？」



「エリスがそう呼んでたから」





其の答えに納得しつつも少し不満な私は、わざと時祢を抱き上げて退室した。





＊＊＊＊＊＊




最高順位総合3位………？お気に入り登録者数、評価、100越え…………？作者ランキング入った…………？(震え声)

…………私今日命日ですかね？

本当に有り難う御座います…………っ！m(__)m

PS.これ殿堂入りですかね……？初めてなので気付きませんでした、震えが止まりません………
((((；゜Д゜)))

No.06→←No.04

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す