第2章 25話 ページ8
ジェレミア「バトレーは、クロヴィス殿下殺害を防げなかったんですよ!?
こんな男が、クロヴィス殿下のお傍にいるなんて……!」
憤慨するジェレミアはバトレーを拘束しようとする。
しかし、シルヴィアがバトレーを背中に庇った。
ジェレミア「シルヴィア殿下……?」
『……ふざけるなよ。
全部、てめぇの私怨じゃねぇか!!
俺、は……』
何だ?
頭がグルグルする。
ジェレミアに言ってやりたいのに。
バトレー将軍を勝手に処分しようとするな、とか。
言ってやりたいことがあるのに。
そんなシルヴィアたちの元にキキーッと車のブレーキ音が、聞こえてくる。
ビスマルク「シルヴィア殿下!
先に行くなら……」
『ゴフゥッ……!!』
――ドタッ!
突然、シルヴィアは血を吐いて、その場に倒れた。
皆-シルヴィア「――!!?」
ビスマルク「シルヴィア殿下――!!」
ビスマルクが急いで、シルヴィアの元へ駆け寄る。
バトレーやジェレミアが心配そうにシルヴィアを見つめる中、ビスマルクはシルヴィアの肩を揺らす。
ビスマルク「シルヴィア殿下、シルヴィア殿下!」
シルヴィアは気絶しており、明らかに顔色が悪い。
ビスマルクはシルヴィアをお姫様抱っこで抱え車に乗せると、急いで病院へと車を走らせた。
――――――
私が目覚めた時、そこは誰もいない。
『ん……?
私、は何を……?』
原作が何処まで進んでいるか気になったので、ベッドの傍にあるリモコンを手に取る。
ピッと電源を入れると。
画面に、ゼロが映っていた。
ゼロ「違うな。
間違っているぞ、ジェレミア。
犯人はそいつじゃない」
ディートハルトはカメラを持って、走る。
そのカメラで、ゼロを捉えた。
ゼロはカメラ目線で言う。
ゼロ「クロヴィスを殺したのは……この私だ!!」
ゼロの突然の告白に、民衆はざわつく。
ディートハルト「ほう?」
セシル「まさか……」
ロイド「真犯人だね!」
キャスター「な、何ということでしょう!!
ゼロと名乗る仮面の男が……。
いえ、性別は分かりませんが。
ともかく、自ら……自ら真犯人を名乗り出ました。
では、今捕まってる枢木一等兵はどうなるんでしょう!?」
興奮冷めきらない様子で、キャスターはそう伝える。
扇「やりすぎだ。
逃げられない!」
カレン「無理だよ、もう……」
ゼロ「イレブン一匹で、尊いブリタニア人の命が大勢救えるんだ。
悪くない取引だと思うがな」
ディートハルト(こいつ、事件をショーにするつもりか!!)
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シャドー(プロフ) - 綾女さん» 綾女さん、ありがとうございます。 そう言っていただけると、更新スピードが上がるかも……? (笑) (2015年4月21日 15時) (レス) id: 10bac06916 (このIDを非表示/違反報告)
綾女(プロフ) - すごくいい作品ですね。これからが楽しみです。頑張ってください。 (2015年4月20日 20時) (レス) id: bfef2e3bb0 (このIDを非表示/違反報告)
シャドー(プロフ) - 泉美さん» コメントありがとうございます。亡国のアキト、5月に第三章が始まりますね! コードギアスが好きなので、そう言ってもらえて嬉しい限りです(笑) (2015年4月16日 14時) (レス) id: 10bac06916 (このIDを非表示/違反報告)
泉美(プロフ) - 映画も始まるし、このお話も進んでいるから。毎回がとても楽しみです (2015年4月15日 0時) (レス) id: 95c0ce8697 (このIDを非表示/違反報告)
シャドー(プロフ) - リアラさん» コメントありがとうございます !(^^)! ハチャメチャなストーリーを読んでもらえてるとは……。 感激です (゜o゜) (2015年4月12日 13時) (レス) id: 10bac06916 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:シャドー | 作成日時:2015年2月15日 3時