第２章 ４０話 ページ23
スザクとの距離が縮まらない。
それどころか、引き離されて行ってる。
ルルーシュ「ったく。
相変わらずの体力馬鹿が!!」
ミレイ「追い詰めたって本当に!?」
リヴァルが運転するバイクから、ミレイは降りた。
ミレイ「誰が見つけたのよ！」
生徒会メンバーや他の生徒が、外に集まっている。
シャーリー「あそこ!!」
シャーリーが指差す鐘の近くに、猫と屋根をよじ登っているスザクの姿があった。
シャーリー「スザク君!?」
スザク「大丈夫、怖くないから」
ルルーシュ「スザク、止せ！」
やっとスザクに追いつき、スザクが外へ出たところから顔を出す。
スザク「大丈夫、任せて」
スザクはどんどん猫へ近付いて行く。
ルルーシュ「(あいつ、昔はもっと個人主義だったのに)
うわぁっ!?」
「「「「きゃぁっ――!?」」」」
俺が手を滑らし、落ちそうになる。
だが、そんな俺にスザクが気付き。
スザク「ルルーシュ!!」
スザクは下へと滑り、通気口の珊に手をかけると、落ちて行く俺の右手を掴んだ。
スザク「大丈夫か？
ルルーシュ」
ルルーシュ「あ、あぁ……」
下のギャラリーは、ほっとした声を漏らした。
ニーナ「あの二人、まさか……」
そんな中、ニーナが呟く。
スザクは力を振り絞り、俺を引きあげる。
猫が鐘を鳴らし仮面が外れたさまを見て、俺は安堵の溜息をついた。
すると、スザクは俺を立てるところまで引っ張る。
スザク「安心しすぎだよ」
ルルーシュ「何か、力抜けちゃって」
ミレイ「へぇ〜」
ミレイは感心したような声を出した。
ナナリー「どうしたんですか？」
横にいるナナリーがミレイに聞くと。
ミレイ「ルルーシュのピンチを、転校生が救ったの」
ナナリー「……！」
ナナリーは、それだけで嬉しくなる。
スザク「……やっぱり、この前の猫だったか」
猫を抱いて、スザクはみんなが集まっている外へと向かった。
すると、またしても話し声がピタリと止み、変な空気が流れる。
だが、あたりを見渡したシャーリーがスザクに、駆け寄った。
シャーリー「ありがとう、ルルを助けてくれて!!」
それに続き、リヴァルもスザクに近付く。
リヴァル「やるじゃん、転校生！」
ミレイ「その猫、何か持ってたでしょ？」
スザク「何か被ってたみたいですけど、よく見えませんでしたし。
いつの間にか無くなっちゃって……」
シャーリー「ねぇ、ルルは？」
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シャドー(プロフ) - 綾女さん» 綾女さん、ありがとうございます。 そう言っていただけると、更新スピードが上がるかも……？ （笑） (2015年4月21日 15時) (
レス) id: 10bac06916 (このIDを非表示/違反報告)
綾女(プロフ) - すごくいい作品ですね。これからが楽しみです。頑張ってください。 (2015年4月20日 20時) (レス) id: bfef2e3bb0 (このIDを非表示/違反報告)
シャドー(プロフ) - 泉美さん» コメントありがとうございます。亡国のアキト、5月に第三章が始まりますね！ コードギアスが好きなので、そう言ってもらえて嬉しい限りです（笑） (2015年4月16日 14時) (レス) id: 10bac06916 (このIDを非表示/違反報告)
泉美(プロフ) - 映画も始まるし、このお話も進んでいるから。毎回がとても楽しみです (2015年4月15日 0時) (レス) id: 95c0ce8697 (このIDを非表示/違反報告)
シャドー(プロフ) - リアラさん» コメントありがとうございます !(^^)! ハチャメチャなストーリーを読んでもらえてるとは……。 感激です (゜o゜) (2015年4月12日 13時) (レス) id: 10bac06916 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シャドー | 作成日時：2015年2月15日 3時
