すまないスクールの生徒だった少女は―――――。３ (ページ9)

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伝説の戦士と謎の… 八十三話夢主side ページ9

先生がいきなり声を上げたことに私たちはとても驚き、動揺する

『……な、なんですか？』

少しずつ頭を整理しながら、彼に問いかける

先生は眉を下げてどこか不安そうな、悲しそうな感情を含めた顔で私をじっと見た

す「A………君たちは一体…何者なんだい…？」

返ってきたのはやはり「自分たちは何者なのか」というもの

なんとなく予想はしていたので分かってた

けど、もし答えたら嫌われるんじゃないか、変に思われるのではと不安と恐怖が私の心を襲う

みゆきたちにも迷惑がかからないように言った方がマシなのか……

私からは何も言うことができなかった

なんで……こんな時に自分の意見がはっきり言えないの………

~~あの時~~
過去みたいにはなりたくないのに………………………

ギュッと握りしめた拳に爪が食い込んで痛い

そんな痛みだってお構いなしに私は不安と恐怖心に耐えかねながらも、

必死に一言でも話そうとしていた

す「…A？」

ハ「A……」

『……っ……それは…………っ』

ベ「もうやめてルク！！」

す「え…？」

ハ「ベリー？」

『べ、ベリー………………？』

私を見てずっと何も喋らず黙っていたベリーが突然叫んだ

ベリー以外はみんな呆然としていた

ベ「これ以上…………これ以上Aを…っ…………」

ベ「Aを追い詰めないでほしいルク!!」

す「え……」

ブラ「どういう意味ですか？」

ブル「俺たちは別にそんなことするつもりじゃ…」

マ「はああああああああ！！追い詰めるとはどういうことだ！！」

銀「Aに…何かあったのか？」

ベ「君たちが聞いたって分からないルク！Aがあの時どれだけ辛かったか……！」

す「あ、あの時……？」

『…………………………………。』

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