小鳥遊煌凜の怪異帳第一章前編【陽炎町怪奇譚】 (ページ34)

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第一章前編人物紹介ページ34

【第一章前編のゲスト】

▼五百扇葵(イオギアオイ)
18歳、女。
道具屋にて、髪飾りの修復依頼をした客人。
町外出身者。
鬼の先天性半妖であるが、鬼の血統が薄い為これといった特殊な力はない。町外では人間として生活して居る。
高校卒業後から大学入学までの一ヶ月間、鬼だと言う祖父を探しに陽炎町にやって来た。

▼鳥羽山天誠(トバヤマテンセイ)
28歳、男。
鳥羽山家次期当主にして医者。
煌凜の親戚に当たるが、幼少期に一度会ったきり。
月寧と日里の幼馴染でもある。
医者ではあるが、まだ専修医。最短で過程を終了している為、期待の新人として注目されている。故に普段は町外におり、月に一度里帰りする。
紳士的ではあるが、飄々としていて掴み所がない。
鳥羽山家の人間である為特殊能力を持つ。

▼鳥羽山美空(トバヤマミソラ)
50代、女。
鳥羽山家現当主。
一族を束ねる長なのだが、病気がちである為、事実上天誠が指揮を取っている。
独特の雰囲気を持つ人物で、一見すれば只の病人。実際はとても聡明な人で、知り合いには“さとり”と呼ばれている。

▼千隼(チハヤ)
年齢不詳、男。
鳥羽山家に仕える犬の妖。
実は100年も生きた鳥羽山家が飼っていた犬が妖力を持ち、妖となった者である。
厳格で態度が大きい。現当主の美空に忠誠を誓っている。それ以外には興味を示さない。

【場所】

▼鳥羽山家屋敷
陽炎町花笠区に存在する屋敷。
とにかく土地が広い事で陽炎町でも有名。
何の変哲もない屋敷だが、現当主である鳥羽山美空の力により常に守られている。常に清らかな空気が漂っている為か、妖には忌み嫌われている。