勧誘お断り ページ43
そして、今日も一日が終わる。
今日は翔ちゃんが飛雄と何か言い合ってたみたいだけどどうしたんだろう。
他校にいると烏野の様子が分からないから不便だな。
赤「影山」
一人今日の反省をしていると赤葦に声をかけられる。
そして、後方には梟谷の方数人。
『赤葦と、先輩方?どうかしましたか?』
赤「梟谷に来る気ない?」
『は?』
いきなりどうしたんだろう。
赤葦はこの手の冗談は言わなそう。
…という事は、本気の話?
『…どうしたの?何で私?』
木「突然ごめんな。急に言われても困るよな」
『まあ…急じゃなかったとしても梟谷には行きませんけど』
小「やっぱ駄目かあ」
というかほんとに何故なんだろうか。
そちらマネさん二人いるし私必要ないでしょう。
『雪絵さんとかおりさん居るじゃないですか』
白「いや〜これはマネ業の話じゃないんだよねえ」
雀「簡潔に言うと木兎のしょぼくれモード治しにウチ来てって感じ。もちろんマネ業もAちゃん居るとはかどるし」
なるほど、そういう人員ですか。
『なら尚更お断りします』
白「ええなんでえ」
『雪絵さんやかおりさんと仕事できるのは楽しいと思います。…でも面倒くさいです』
それに、私には潔子さんとひぃちゃんがいますから。
『あと、飛雄も』
赤「本当、弟ラブだよね」
『飛雄と烏野は私の誇りだから』
そのままの勢いで喋り続ける。
『まあ確かに、梟谷はチームとして魅力的だよね。木兎さん強いし、何より地力が凄い』
『烏野は発展途上もいいとこです。梟谷程地力もなければド下手はいるし、仲が悪いやつも馬鹿もいるけど』
赤「ボロクソに言うじゃん」
木「ならさあ」
『それでもなんでか、ずっと見てたくなるんです』
飛雄がいるから、などは関係なく、ただ純粋に、彼らの行く先の景色を見てみたい。
出来る事なら、一緒に。
『そう思える仲間なんてそう出会えないでしょう』
そう言うと、
木「…やべ、感動した」
雀「ウチに来ない?割とマジで」
行かないという意の説得をしているつもりだったのに、本気の勧誘をされる事となった。
何故なんだ。
『とにかく行きません。ごめんなさい』
白「ダメ元だったけど、そこまでちゃんと理由あるのに色々言うのもねえ」
木「ま、合宿中はたまに見てやってよ、木兎の事」
それくらいなら、と承諾した所で話が終わる。
この話、流石に烏野には聞かれたくないな。
そう思った。
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つか(プロフ) - LOTTE チョコレートさん» こちらこそご覧いただきありがとうございます!🫶 (2022年12月31日 2時) (レス) id: 28e8a4d2b7 (このIDを非表示/違反報告)
LOTTE チョコレート - みや"あとむ"wwww むっちゃツボにはまりました‼️とっても良い作品を作ってくださりありがとうございます‼️ (2022年12月29日 19時) (レス) @page47 id: 1c719ec638 (このIDを非表示/違反報告)
つか(プロフ) - 真夜さん» よくぞお気づきに!!!!そうです!あの嘘つきな小説家です!!!ありがとうございます!! (2020年8月26日 23時) (レス) id: 28e8a4d2b7 (このIDを非表示/違反報告)
真夜(プロフ) - 違ったらごめんなさい!『晩ご飯』の『そうさご名答』ってもしかして…小説家のあの人…ですか…? (2020年8月26日 21時) (レス) id: 2ed3579147 (このIDを非表示/違反報告)
つか(プロフ) - 莉菜さん» ありがとうございます!とても嬉しいです…泣 (2020年8月24日 23時) (レス) id: 28e8a4d2b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:つか | 作成日時:2020年8月4日 22時