晩ご飯 ページ38
さて皆さん、今私は何をしているでしょう。
影｢だからそれはこの鍋だっつってんだろがボゲ！｣
日｢これはこっちのフライパンだろ？！｣
月｢うるさいんだけど。あとどっちも間違ってる。それはこっち｣
谷｢ふ、二人ともキッチンで喧嘩すると危ないよ…｣
山｢谷地さん、ほっとこう。巻き込まれるよ｣
そうさご名答。
ジャングルでクッキングしてます。
『んな訳あるかボゲェ！！』
影｢うおびっくりした…｣
月｢急に叫ばないで｣
『うるせーんだよどいつもこいつも！喧嘩すんなら皿でも出してな！』
キッチンから変人コンビを追い出して、協力的かつちゃんとしてる三人に手伝わせる。
今は彼らの晩御飯作りである。
『は〜…料理できるやつだけのキッチンのなんと平和な事か』
山｢なんかお疲れ｣
そうして完成したのはオムライス。
今から思えばなんでオムライスであんな喧嘩ができるんだ。
『おら出来たぞー。飛雄、翔ちゃん、スプーンよろ』
影.日｢「ウッス！」｣
『作ってくれた君らは席に座ってな、お疲れ』
そうして準備が整い、全員で机を囲って食べ始める。
皆ちゃんといただきますって言うの偉いね。
谷｢Aちゃん、私ももらってよかったの？泊まらないのに…｣
『いいのいいの。それより帰り送るね。もう結構遅いよ』
谷｢えっそんな｣
『遠慮はいいから。冷める前に食べちゃいな』
時刻は6時ちょっと。
明るいとはいえ、女の子をこの時間に一人で歩かせたくない。
まあ私も女だけど。
『…待って、雨降ってない…？』
ちょうど食べているその時、外から雨音が聞こえた。
そしてそれに気づいた瞬間、ぽつぽつだった雨音が突然土砂降りの音に変わる。
『…飛雄！あんた自分の部屋の窓！あ、洗濯物！！』
もうご飯の途中なんて言ってられない。
スプーンを机に放り投げ庭に駆けて行くと、ずぶ濡れの洗濯物達。
それはもう叫びながら取り込んだ。
その後気付いた翔ちゃんが手伝ってくれたとはいえ、私も洗濯物もずぶ濡れ。
しかもこの雨だとひぃちゃんを家に帰せない。
谷｢…どうしよう、お母さん今家に居ないのに…｣
泣きそうな顔で窓の外を眺めている彼女がそう呟く。
『泊まって行きな。お母さんにはもちろん連絡してね』
谷｢い、良いの…？｣
『良いって事よ』
谷｢ありがとう…！｣
こうしてひぃちゃんのお泊まりが決まり、その日の夜は楽しいお泊まり会を過ごしたのであった。
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つか(プロフ) - LOTTE チョコレートさん» こちらこそご覧いただきありがとうございます！🫶 (2022年12月31日 2時) (
レス) id: 28e8a4d2b7 (このIDを非表示/違反報告)
LOTTE チョコレート - みや"あとむ"wwww むっちゃツボにはまりました‼️とっても良い作品を作ってくださりありがとうございます‼️ (2022年12月29日 19時) (レス) @page47 id: 1c719ec638 (このIDを非表示/違反報告)
つか(プロフ) - 真夜さん» よくぞお気づきに！！！！そうです！あの嘘つきな小説家です！！！ありがとうございます！！ (2020年8月26日 23時) (レス) id: 28e8a4d2b7 (このIDを非表示/違反報告)
真夜(プロフ) - 違ったらごめんなさい！『晩ご飯』の『そうさご名答』ってもしかして…小説家のあの人…ですか…？ (2020年8月26日 21時) (レス) id: 2ed3579147 (このIDを非表示/違反報告)
つか(プロフ) - 莉菜さん» ありがとうございます！とても嬉しいです…泣 (2020年8月24日 23時) (レス) id: 28e8a4d2b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：つか | 作成日時：2020年8月4日 22時
