田中 ページ35
『龍の部屋広いねー』
田｢んな事ねえけどな｣
今私たちは田中家に集まって皆で勉強会。
縁下先生が中心になって教えている。
縁｢だから紀男が男らしくとかひとつも文中にないだろ？！文章から抜き出しなさいって書いてんだろ！｣
夕は感覚で生きるタイプだろうから問題文に沿って答えるとか苦手そう。
その点では龍のほうがよっぽど教えやすい。
｢げぇ、あんた達勉強してんの？！｣
突然部屋の扉が開き、女の人の声が聞こえる。
龍が｢姉ちゃん｣と言っていたのでお姉さんだろう。
『｢お邪魔してます｣』
冴｢…え、女子？！龍の彼女？！｣
『え』
そう言うとお姉さんは私の方へずんずん寄って来て、頭を撫で始めた。
龍の事よろしくな、と言いながら。
『あ、のお姉さん？私龍之介くんの彼女じゃないです』
冴｢ぬぁにっ？！｣
『すみません…ただのマネージャーです』
冴｢マネージャー？！｣
そう叫ぶと龍の頭を突然ひっぱたき、
冴｢こんな可愛い子侍らしてんのかお前は！！｣
そう言った。
『力どうしよう、お姉さんテンション高い』
縁｢うん、若干ついていけない｣
冴｢じゃーな！お前ら勉強頑張れよ！｣
嵐を起こすだけ起こして、お姉さんは去ってしまった。
田｢…ウチの姉ちゃんがすまん｣
『お姉さん美人だね』
田｢目大丈夫か｣
そうこうしているうちに私たちの勉強会はお開きになった。
手伝ってくれてありがとうの意を込めて、龍達が私たちにアイスを奢ってくれるらしい。
なので、皆で近くのコンビニへ。
『せっかく奢ってくれるんだしな〜、何にしよっかな』
田｢ダッツとかお断りだからな｣
『田中くん男らしくないぜー』
田｢うるせー！それとこれとは別問題だ！｣
結局私が選んだのはクー〇ッシュ。
いつも迷うんだけど、最終的にこれに行き着く事が多いかも。
そう思いながら、会計をしている龍と夕を外で待っていた。
矢｢あれ、Aじゃん｣
『あ？…しげるんじゃん』
矢｢しげるんやめろっての｣
『やだね』
偶然出会ったその人物は矢巾秀。
青城でマネさせて貰ったときいつの間にかline交換されてたんだよね。
チャラ男恐ろしい。
矢｢偶然だな。何してんの？｣
『お友待ち』
矢｢ふーん。もしかしなくてもバレー部？｣
『ご名答』
矢｢…帰るわ｣
その判断間違ってない。あいつら来たら修羅場。
矢｢じゃーまたな｣
『またの予定ないけど？』
矢｢おい｣
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つか(プロフ) - LOTTE チョコレートさん» こちらこそご覧いただきありがとうございます！🫶 (2022年12月31日 2時) (
レス) id: 28e8a4d2b7 (このIDを非表示/違反報告)
LOTTE チョコレート - みや"あとむ"wwww むっちゃツボにはまりました‼️とっても良い作品を作ってくださりありがとうございます‼️ (2022年12月29日 19時) (レス) @page47 id: 1c719ec638 (このIDを非表示/違反報告)
つか(プロフ) - 真夜さん» よくぞお気づきに！！！！そうです！あの嘘つきな小説家です！！！ありがとうございます！！ (2020年8月26日 23時) (レス) id: 28e8a4d2b7 (このIDを非表示/違反報告)
真夜(プロフ) - 違ったらごめんなさい！『晩ご飯』の『そうさご名答』ってもしかして…小説家のあの人…ですか…？ (2020年8月26日 21時) (レス) id: 2ed3579147 (このIDを非表示/違反報告)
つか(プロフ) - 莉菜さん» ありがとうございます！とても嬉しいです…泣 (2020年8月24日 23時) (レス) id: 28e8a4d2b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：つか | 作成日時：2020年8月4日 22時
