影山飛雄の姉【ハイキュー】

ランニング ページ27

烏｢おーし、次！ランニング！｣

｢「オース！！」｣


音駒との練習試合もついに明日に迫り、私たちは体育館でいつものように猛練習。

今日はロードワークを行う日だ。


清｢Aちゃん｣

『はい！』

清｢このロードワークなんだけど、どっちかがついて行こうかって事になったの｣

『了解です！潔子さんを炎天下の下に出したくないので私が行ってもいいですか？』

清｢うん？Aちゃんが行ってくれるって事でいいの？｣

『はい！』


こうして私はロードワークに着いていく事になった。


『という訳なので！サボりは見逃しませんよ！特に蛍ちゃんとかいうやつ！』


皆の前でそう宣言する。

すると蛍ちゃんは心底嫌そうな顔をした。


月｢…うざい｣

『失礼かよ』

山｢Aさん自転車？ずる…｣


忠が羨ましそうに自転車に乗っている私を眺めてくる。そんなに走りたくないか。


『なら私も走ろうか？一番後ろ』


そう言うと皆、お？走るか？みたいなテンションになったが、すぐ東峰さんがつっこむ。


東｢ついて来れる？無理すんなよ…？｣

『おっと私を誰だとお思いで？』

東｢えっ｣


そう言って軽く準備運動を始める。

まったく舐められたものよ…


月｢…マジで走る気なの｣

『おう。と言っても最後尾の見張りね』


その時澤村さんがGoの合図をかけ、皆が出発する。


『蛍ちゃん背筋伸ばせ〜。猫背なってるよ〜』


走ってる途中、後ろからケチをつける。

変な走り方って癖になっちゃうから、直してあげられるなら今のうちに直してあげたい。


そうして走ってる時、少しペースアップしたように感じた。

不思議に思って先頭を見ると、突っ走る翔ちゃんと飛雄。

よく見ると、翔ちゃんがコースを外れている。


そして澤村さんの制止も聞かず突っ走った翔ちゃんは、ついに姿が見えなくなった。


澤｢…はあ…日向は三年で探しに行く。縁下、A。悪いけど後頼んだ｣

縁｢分かりました｣

『お気をつけて…』


やれやれと思いつつ、力に先頭を走らせる。


『ほらとっとと走りな、次期キャプテンサマ』

縁｢…俺はキャプテンなんかじゃ｣

西｢力ァ！A！置いてくぞ！｣

縁｢あ、おい！待てよ西谷！｣

『蛍ちゃーん、忠ぃ。おせぇぞ〜』

月｢体力、底なしかよ…！｣

山｢あの人、息あがって、ないんだけど｣






こうして私達は無事帰れたが、後から菅原さんと帰って来た翔ちゃんはめちゃくちゃ怒られましたとさ。

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