繋心くんと町内会 ページ22
それから数日が経ったある日。
いつものように体育館で練習をしていると、武田先生がやってくる。
そしてその後ろには、見覚えのあるオールバックの金髪ピアス。
『え、何で繋心くんが…？！』
烏｢げ、A…経緯は後だ。この後練習試合すっからな、準備しとけ｣
そう言われた部員達は様子を見ながらも練習に戻る。
そしてタイミングを見計らって、私は繋心くんの元へ駆け寄った。
『繋心くん！なんで烏野のコーチ引き受けてくれたの？！』
断固受けないって言ってたくせに！と言うと、悔しそうな顔をした。
烏｢ぐぅ…！だってなあ、音駒だぞ音駒！んな事言われて俺が黙ってられると思うか？！｣
『ああ〜…ものの見事に武田先生に転がされちゃった訳ね…』
烏｢転がされたって言うんじゃねぇ！クソ、俺だってやりたかねぇっての。こんな｢オモイデ｣いっぱいの体育館でよ！｣
『ツンデレなんだから〜』
烏｢うるっせえ！｣
照れんなって〜って言ってやろかと思ったが、流石にやめた。今にもブチ切れそう。
『というか、練習試合って相手は？』
烏｢ん？ああ、町内会チームに声掛けてる。全員集まっかは分かんねぇけどな…｣
『町内会チームかぁ…あ、もしかして嶋田マートの眼鏡の人いる？』
烏｢おう。何で知ってんだ？｣
『あのスーパーよく行くんだよね』
烏｢ほーん｣
『まあ向こうは覚えてない可能性大だけど』
覚えてくれてるかな、と思ったその時だった。
｢チーム町内会、参上！｣
体育館の入口から、大人の男性の声が聞こえる。
ぱっとそちらを向くと、見た事のある眼鏡の男の人。
『(店長さんだ)』
声をかけようかと迷ったが、｢誰だ？｣って言われたら恥ずかしいのでやめとこう。
澤村さんが集合をかけ、試合が始まる。
…のだが、一つ問題が。
烏｢町内会チームのメンバーが足りねぇ｣
人手ばっかりは、私たちにはどうしようもない。
スタメン以外の子を入れて、いやでも…と一人で考えていたその時だった。
日｢あー！旭さんだ！｣
その声にほぼ全員が反応する。
東峰さんはげ、見つかった…という表情だったが、勘違いした繋心くんが｢遅刻か？！｣と怒鳴る。
遅刻…といえば遅刻だけど。
東峰さんが反論する間もなく、ポジションを割り出され、町内会チームに入らされる事となった。
烏｢あとはセッターか…｣
メンバーが揃い、あとはセッターだけという所。
そこで名乗りをあげたのは、菅原さんだった。
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つか(プロフ) - LOTTE チョコレートさん» こちらこそご覧いただきありがとうございます！🫶 (2022年12月31日 2時) (
レス) id: 28e8a4d2b7 (このIDを非表示/違反報告)
LOTTE チョコレート - みや"あとむ"wwww むっちゃツボにはまりました‼️とっても良い作品を作ってくださりありがとうございます‼️ (2022年12月29日 19時) (レス) @page47 id: 1c719ec638 (このIDを非表示/違反報告)
つか(プロフ) - 真夜さん» よくぞお気づきに！！！！そうです！あの嘘つきな小説家です！！！ありがとうございます！！ (2020年8月26日 23時) (レス) id: 28e8a4d2b7 (このIDを非表示/違反報告)
真夜(プロフ) - 違ったらごめんなさい！『晩ご飯』の『そうさご名答』ってもしかして…小説家のあの人…ですか…？ (2020年8月26日 21時) (レス) id: 2ed3579147 (このIDを非表示/違反報告)
つか(プロフ) - 莉菜さん» ありがとうございます！とても嬉しいです…泣 (2020年8月24日 23時) (レス) id: 28e8a4d2b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：つか | 作成日時：2020年8月4日 22時
