平穏崩れ8日目 ページ10
貴女side
貴「ふぅ、」
私は帰りのバスの中で溜め息をつく。
貴(今日は散々だったな……)
部活時
歌「Aちゃあん、1人でそれ運ぶの大変でしょお?手伝ってあげるぅ♡」
いりません。そう言いたいのを我慢して私は歌風に言った。
貴「わぁ、ありがとう(ありがたくねぇよ)」
私が心の中でそう思っている事など知らず、歌風は好き勝手やっていく。
歌「スポドリ、先持っていくねぇ♡」
貴「へ⁉」
貴(これってよくある“作って貰ったけど自分が作った事にしちゃう♡”っていう奴だよね)
でも、馬鹿なアイツは気付いちゃいない。
今さっき入部届だした奴が、いきなりそれまでのと同じ味のドリンクを持ってくるんだ。
受け入れられるわけねーだろ。
え、何?ストーカーでもしてたんですか?怖ぇわ。
体育館に戻ってみると、アイツ泣いてるし。
歌「Aちゃんが、スポドリの作り方教えてくれなくて………自分で作ったんですぅ…」
嘘泣き下手。
及「本当なの?Aちゃん?」
岩,花,松(騙されたフリだかんな)
↑視線
貴「な訳ないじゃん。証人、いるよ?………奏!」
sideチェンジ、奏
A先輩に呼ばれて、私はA先輩がスポドリを作って、歌風に取られるまでを話した。
そしたら、
歌「そんな事ないよぉ〜。花華は、ちゃんと自分で作ったもん!」
は、何言ってんだか。A先輩を見ると、呆れた様子で、でも表情は笑顔のままでこう言った。
貴「それなら、仕方無いね」
全員-貴,歌「⁉」
貴「歌風さんがそこまでいうなら……歌風さんが作ったって事で良いよ」
何で?何でそんな事言うんですか、先輩。皆も驚いている。
そう思ったのも束の間、やっぱり先輩は先輩だった。
貴「そこまで自分が作ったと言うのなら、今日のスポドリ、任せても良いよね?」
歌「え、えっとぉ……それはぁ」
A先輩は子供の様な笑みを浮かべて言った。
一斉に視線が歌風に集まり、焦る歌風。
あぁ、流石A先輩。やり方が素晴らしい。
248人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みやみや★(プロフ) - 緋さん» ご指摘ありがとうございます! (2016年2月12日 0時) (レス) id: 96df6d41c7 (このIDを非表示/違反報告)
緋(プロフ) - 身長170で体重40代だと少し痩せ過ぎだと思いますよ。少し改良してみては?更新頑張って下さい(*´・v・`) (2016年2月8日 17時) (レス) id: 938c7f1e6e (このIDを非表示/違反報告)
みやみや★(プロフ) - 雫さん» リクありがとうございます!続編も頑張ります! (2015年12月31日 16時) (レス) id: 96df6d41c7 (このIDを非表示/違反報告)
雫(プロフ) - 初めまして、みやみや★さん!!すっごく面白かったです。続編楽しみにしております。あとお願いなのですが、お正月(初詣)の番外編を入れてほしいです。お願いします!! (2015年12月31日 15時) (レス) id: 718f80ed95 (このIDを非表示/違反報告)
みやみや★(プロフ) - 赤姫さん» ありがとうございます! (2015年12月30日 17時) (レス) id: 96df6d41c7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ぷりん
作成日時:2015年10月19日 0時