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日向と影山が手と手を組み合い、額を突き合せてグググと押し合う体勢に入る。
口論で決着がつかないのであればフィジカルで。
実に単細胞らしい脳筋対決である。
「第一！ お前にAみたいな可愛げはねーだろ！」
「それはお前にもねぇ！ あと人の妹を馴れ馴れしく呼び捨てすんな！」
『呼び捨てしていいよ！ 私も日向って呼んでいい？』
「おーう、好きなように呼んでいいぞォ！ かっこいい日向兄ちゃんがスパイクの極意を伝授してやろうな！」
「何が極意だ、かっこいいのはお前の前の壁を切り開いたセッターである俺だろうが！」
両者一歩も譲ろうとしない馬鹿二人の周りで、止めるよりも眺めていた方が面白いと判断したらしい二年生コンビがやんややんやと手を叩いて盛り上がっている。
これはそろそろ駄目なやつだな、と月島は悟った。
彼らの元へスッと足を踏み出した澤村の姿を視界の端に捉え、巻き添えを喰らわないよう自分だけでも撤退しておこうと逃走を決めた時、
『お兄ちゃんばっかりずるい！ ねぇ日向、私ともお喋りしようよ！』
取っ組み合っている二人の間にニョキっと入り込んできたAに、日向と影山がギョッとして互いの手を放した。
「おい、危ねぇ……！いきなり入ってくんな。怪我しちまうだろ」
日向の方へ両手を伸ばすAの頭を押さえて、それ以上向こうへ行けないよう妹の行動を制限しながら、ヒヤリとした顔で影山が言った。
騒がしかった二人が一端大人しくなったことで、澤村もその場で足を止めている。
あいつらおチビに救われたな、と月島は独りごちた。
『日向！ 私ね、スパイカーになりたいの！ あのね、今はリベロなんだけどね、私もいつか、日向みたいなスパイカーになるの！』
兄に頭を掴まれたまま、Aが日向に向かって前のめりに言葉を紡ぐ。
言いたい事が沢山あり過ぎて、何から口にしていいのか迷っているような落ち着きのなさだ。
対する日向は「もうバレーやってんのか！ 流石影山の妹だな」と、Aの前にしゃがんでその顔に人好きのする笑みを浮かべた。
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メケメケ(プロフ) - とお。さん» とお。さ〜ん！🙌私にこんな画力はありません！お借りしたイラストです！笑 ですが褒めていただけて嬉しいです、ありがとうございます☺️一人の女の子にだけ弱々なツッキーを綴っていきます！笑 (2月29日 14時) (
レス) id: 9f81822037 (このIDを非表示/違反報告)
メケメケ(プロフ) - みりかさん» みりかさん！またしても「天才」ありがとうございます！恐れ多いですが嬉しいです！笑 (2月29日 14時) (レス) id: 9f81822037 (このIDを非表示/違反報告)
メケメケ(プロフ) - 玲衣さん» えーーとっても嬉しいです！！😭🙏 こちらこそ素敵な褒め言葉ばっかりいただいちゃって感謝感激です！これからもこの調子で進んでいきますのでぜひお楽しみください！☺️ (2月29日 14時) (レス) id: 9f81822037 (このIDを非表示/違反報告)
とお。(プロフ) - トップのイラスト、もしかしてメケメケさんがお描きに…！？美しすぎます😍ツッキー永遠に振り回されてくれ…… (2月29日 10時) (レス) id: c8ec7d17da (このIDを非表示/違反報告)
みりか - ほんと……天才です………(2回目) (2月29日 7時) (レス) id: 2c07cb6f0a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：メケメケ | 作成日時：2024年2月17日 17時
