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「月島お前……人の心とかねぇの……？」
分かりやすく「ドン引きなんですけど」と書かれている日向の顔に、月島はシンプルにイラっとした。
スラム街で迷子になったわけでもあるまいし、ましてや相手は昨日が初対面の、出来れば関り合いを避けたい少女なのだ。
迷子捜索なら他を当たれよと考えたところで、日向が「田中さん、ノヤさん！」と声を上げた。
そうそう、それでいいんだよ。
こういう時は体力馬鹿が動けばいいんだと月島が油断したのも束の間、
「影山の妹が絶賛迷子中らしくて、俺たち一年で今から探しに行きたいんです！ 荷物この辺に置いとくんで、見といてもらってもいいですか！？」
違うだろ馬鹿。どうしてそうなる。
どちらかと言えばその役割は自分の方が適任だろうと、日向の絶望的な采配能力に月島が驚愕していると、
「えッ、Aちゃんが迷子！？」
「また俺らを探して脱走したのか？」
「大変じゃん影山、遠慮してないで皆で探すべ」
東峰、澤村、菅原までもが日向の声を聞きつけてワラワラと集まって来た。
「どうしたお前ら、不穏な単語が聞こえたが影山がなんだって？」
群がる部員たちの様子を不審に思ったのか、監督の烏養と、それに釣られて顧問の武田、マネージャーの清水までもが寄ってくる。
どうやら自分一人で事態を解決しようとしていたらしい影山は、事が大きくなりそうな予感にやや申し訳なさそうな渋い顔。
そんな影山に代わり、日向が身振り手振りで事情を説明すると、
「烏養くん、予約していただいていた食事処には何時に到着予定と伝えてあるんでしょうか？」
「んや、顔なじみの店だから細かく指定されてねぇ。時間ならまだ延ばせるぜ」
武田の問いに烏養がそう答えると、「それでは」と武田が一つ頷いて、
「君たちの荷物は僕たちがここで見ておきますから、影山くんの妹さんの顔が分かる皆で手分けして探しましょうか」
「あざっす！ すみません、うちの妹が迷惑をおけけして＿＿＿」
「影山が噛んだ！」
「流石兄妹、血は争えない！」
西谷と田中がギャハハと笑い、一緒になって笑っていた日向だけが影山のアイアンクローの餌食となった。
あ、僕は顔覚えてないんで＿＿＿などとは、もはや言い出せる雰囲気ではなかった。
「はぁ……、何で僕まで」
一応捜索には協力するが、自分以外の誰かがサッサと見つけてくれと、月島は知らずのうちに盛大なフラグを立てていた。
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メケメケ(プロフ) - とお。さん» とお。さ〜ん！🙌私にこんな画力はありません！お借りしたイラストです！笑 ですが褒めていただけて嬉しいです、ありがとうございます☺️一人の女の子にだけ弱々なツッキーを綴っていきます！笑 (2月29日 14時) (
レス) id: 9f81822037 (このIDを非表示/違反報告)
メケメケ(プロフ) - みりかさん» みりかさん！またしても「天才」ありがとうございます！恐れ多いですが嬉しいです！笑 (2月29日 14時) (レス) id: 9f81822037 (このIDを非表示/違反報告)
メケメケ(プロフ) - 玲衣さん» えーーとっても嬉しいです！！😭🙏 こちらこそ素敵な褒め言葉ばっかりいただいちゃって感謝感激です！これからもこの調子で進んでいきますのでぜひお楽しみください！☺️ (2月29日 14時) (レス) id: 9f81822037 (このIDを非表示/違反報告)
とお。(プロフ) - トップのイラスト、もしかしてメケメケさんがお描きに…！？美しすぎます😍ツッキー永遠に振り回されてくれ…… (2月29日 10時) (レス) id: c8ec7d17da (このIDを非表示/違反報告)
みりか - ほんと……天才です………(2回目) (2月29日 7時) (レス) id: 2c07cb6f0a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：メケメケ | 作成日時：2024年2月17日 17時
