18.どうして僕が ページ18
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県総体二日目。
見たくないもの、意識したくないものほど人は敏感に感じ取ってしまう生き物なようで、青葉城西との試合開始直前、月島は観客席に昨日のおチビを発見した。
一瞬目が合ってしまった自覚はある。
Aも月島が自分の方を見たと気づいたらしく、パッと嬉しそうな顔になって慌ただしく両手を振って来た。
『がんばれーーッ！』
聞こえる幼い声援に背を向け、「僕の方は気づいていませんでした」風を装っていると、その言葉が自分に向けられたものだと思ったらしい王様が隣で軽く拳を掲げていた。
＿＿＿セットカウント二対一。善戦、しかし結果は敗北。
誰もが悔しさを表情に滲ませ、変人コンビなどはその瞳に絶望を映している傍で、バレーに対する熱量が比較的低い月島だけが淡々と荷物をまとめていた。
辺りを見回す余裕まであったせいか、ふとあの元気おチビはどうなったのだろうと観客席に目を向けてみれば、先ほどと同じ場所に、もうその姿は見当たらなかった。
敗者にかける言葉もなければ、見せられる顔もなしと判断したのだろうか。
自分もスポーツに触れているからか、一見無遠慮に見えても、落ち込んでいる人に対する配慮というものも持ち合わせていたのかもしれない。
何にせよ、今日は特別絡まれることもなさそうだと、月島は安堵した。
「……悪ぃ。俺、ちょっと用事できた。後でなんか奢ってやるから、これバスに運んどいてくれねぇか」
そう言って影山が自分のエナメルバッグを日向に差し出したのは、試合後のミーティングが終わり、十分程度のトイレ休憩を挟んでからバスに集合との指示を受けた直後のことだった。
「お、おお……！？ 何だよ、お前が低姿勢で頼み事なんて裏がありそうで怖ぇんだけど！ 何、ウンコなの？ 漏れそうなの？？」
「何の裏もねぇしウンコでもねぇよボゲ！ ……Aが会場内でまた迷子になったって、母さんから今メールが来てた」
だから大至急探しに行くのだと日向にグイグイ自分のバッグを押し付ける影山に、驚いた顔で「待て待て待て」と身体の前で手をクロスしてバリアを張る日向。
「プチハプニングじゃねぇかよ、それ！ だったら俺たちも探してやるよ。その方が効率的だろ」
俺
まさかね、と知らん顔でその場を離れようとした月島の肩を、日向の掌がガシリと捉えた。
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メケメケ(プロフ) - とお。さん» とお。さ〜ん！🙌私にこんな画力はありません！お借りしたイラストです！笑 ですが褒めていただけて嬉しいです、ありがとうございます☺️一人の女の子にだけ弱々なツッキーを綴っていきます！笑 (2月29日 14時) (
レス) id: 9f81822037 (このIDを非表示/違反報告)
メケメケ(プロフ) - みりかさん» みりかさん！またしても「天才」ありがとうございます！恐れ多いですが嬉しいです！笑 (2月29日 14時) (レス) id: 9f81822037 (このIDを非表示/違反報告)
メケメケ(プロフ) - 玲衣さん» えーーとっても嬉しいです！！😭🙏 こちらこそ素敵な褒め言葉ばっかりいただいちゃって感謝感激です！これからもこの調子で進んでいきますのでぜひお楽しみください！☺️ (2月29日 14時) (レス) id: 9f81822037 (このIDを非表示/違反報告)
とお。(プロフ) - トップのイラスト、もしかしてメケメケさんがお描きに…！？美しすぎます😍ツッキー永遠に振り回されてくれ…… (2月29日 10時) (レス) id: c8ec7d17da (このIDを非表示/違反報告)
みりか - ほんと……天才です………(2回目) (2月29日 7時) (レス) id: 2c07cb6f0a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：メケメケ | 作成日時：2024年2月17日 17時
