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「もう、A！ 一人で勝手に動かないでって言ってたでしょ！？ すみません、ご迷惑おかけして……！」
息を切らしながら、申し訳なさそうな顔で月島に謝罪する女性に、ペコリと頭を下げて会釈を返す。
『お兄ちゃんのとこに行くって私言ったもん』
「飛雄には内緒で来たんだから、会いに行っちゃ駄目だってお母さんは言いました！」
ギロッとひと睨みされた少女が、月島の背後にビャッと身を隠しながら母を見上げている。
これ以上影山家に僕を巻き込まないでくれ＿＿＿月島は心で嘆いた。
『でもお兄ちゃん、怒ってないって言ってたよ。どうせ私が来るのは分かってたって！』
ビシッと背後に控えていた影山を指さして主張するA。
その指先の方向を辿った影山母は、月島の陰に重なっていた息子の存在に気が付いたらしい。
「あらまあ」と口に手を当てて目を丸くし、それから視線を月島に戻すと、
「ああ、あなた烏野のミドルブロッカーの……！」
「どうも、月島といいます」
烏色のジャージを脱いでいたため、パッと見では分かっていなかったらしい。
簡単な挨拶を交わすと、「息子と娘が迷惑かけてごめんなさいねぇ」と影山母は眉を下げた。
はい、もう、本当にご迷惑でした＿＿とは言うに言えず、「大丈夫です」と小さく愛想笑いを返す。
さっさとこのおチビを回収していってくれれば大丈夫です。
「月島くんも飛雄も、三回戦進出おめでとう。A、あなたもお兄ちゃんたちに "おめでとう" だけ伝えて帰るよ。遊んでもらうのは家に帰ってからにしなさい」
月島の足元に控えているAに、影山母が手招きをする。
少女は素直に頷いて、母親の元に帰ろうと歩き出し＿＿＿＿しかし不意に、何かを思い出したようにクルッとこちらを振り返った。
再び月島の足元まで戻って来たかと思えば、小さな手が月島の体側に垂らした手を掴む。
何だこれはと驚く月島の手をぐいぐいと下に引く少女に、どうやらかがむように催促されているようだと勘づいた。
言い忘れたおめでとうでも言いたいのかとかがんでみれば、もっと縮めとさらに手を引かれる。
「……ハイハイ、分かったから。それで、おチビは何がしたいの」
根負けした月島が膝を折ってさらに腰を曲げ、少女の目線に顔を近づけると、Aが月島の耳に口を寄せ、『あのね』と小声で囁いた。
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メケメケ(プロフ) - とお。さん» とお。さ〜ん！🙌私にこんな画力はありません！お借りしたイラストです！笑 ですが褒めていただけて嬉しいです、ありがとうございます☺️一人の女の子にだけ弱々なツッキーを綴っていきます！笑 (2月29日 14時) (
レス) id: 9f81822037 (このIDを非表示/違反報告)
メケメケ(プロフ) - みりかさん» みりかさん！またしても「天才」ありがとうございます！恐れ多いですが嬉しいです！笑 (2月29日 14時) (レス) id: 9f81822037 (このIDを非表示/違反報告)
メケメケ(プロフ) - 玲衣さん» えーーとっても嬉しいです！！😭🙏 こちらこそ素敵な褒め言葉ばっかりいただいちゃって感謝感激です！これからもこの調子で進んでいきますのでぜひお楽しみください！☺️ (2月29日 14時) (レス) id: 9f81822037 (このIDを非表示/違反報告)
とお。(プロフ) - トップのイラスト、もしかしてメケメケさんがお描きに…！？美しすぎます😍ツッキー永遠に振り回されてくれ…… (2月29日 10時) (レス) id: c8ec7d17da (このIDを非表示/違反報告)
みりか - ほんと……天才です………(2回目) (2月29日 7時) (レス) id: 2c07cb6f0a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：メケメケ | 作成日時：2024年2月17日 17時
