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放課後と言えどまだ騒がしい廊下。
人と人の間を抜けて5組へと向かう。
5組を覗くとちょうど仁花と目が合った。
「お姉ちゃん!」
『じゃあ行こっか、体育館』
仁花の隣に並んで歩く。
…なんか久しぶりだな、こうやって2人で歩くの。小学生以来かな?
「……久しぶりだね、お姉ちゃんと2人で歩くこと」
先にそう言ったのは仁花だった。
『そうだね』
「小学の高学年くらいかな、一緒に居なくなったの」
『…そうだね』
話をする仁花の顔が、少し悲しそうだった。
でも私は、それを見ても特になんとも思わない。
なんて奴なんだ、私は。
「…お姉ちゃんあの頃から1人が好きだったの?」
『……うん、1人の方が気楽じゃない?』
「はは、お姉ちゃんらしいや。小さい頃良く一緒に居たなぁ…」
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『仁花!絶対あたしから離れたらダメだよ!危ないから!私が守るっ』
「どーして?」
『お姉ちゃんだもん!私!』
「本当にAちゃんってお姉ちゃんなの?似合わなっ!だってウゼェし、めんどくせぇ奴だし」
「あはっ!それな!なんにも喋んなくてさ、なんか地味っつーか」
だってお姉ちゃんだもんね、私。仁花を傷つけないようにするよ。私が代わりにさ。
『……私が守ればいいんでしょ、お姉ちゃんだから』
「あ?何言ってんの?声ちっさ!全然聞こえないし」
「仁花ちゃん大変だね!こんな奴が姉とかマジ笑うし!」
「えっと……そ、そう…だね」
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______
『てゆーか仁花委員会大丈夫なの?』
「うん、先生にも言っといたから」
体育館に着くとやけにおどおどとしてる仁花。
『…緊張してる?』
「ちょ、ちょっとだけ……」
『はは、大丈夫。優しい人たちばっかだから』
「……!!
(笑った……)」
体育館からはもうボールの音が聞こえる。中に入ると潔子先輩が近づいてきた。
「仁花ちゃん、ありがとね、わざわざ」
「いえ!!」
『あ、この子委員会があるらしくて、今日は挨拶だけなんですけど…』
「わかった!じゃあ皆呼ぼうか」
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榁井(プロフ) - たんぽぽさん» 返信と更新遅くなりすみません…!コメントありがとうございます!少しずつですが更新していくので楽しみにして頂けたら嬉しいです(*^^*) (2020年12月12日 17時) (レス) id: 449d801ec5 (このIDを非表示/違反報告)
たんぽぽ(プロフ) - 更新楽しみにしてます。頑張って下さい。 (2020年4月21日 10時) (レス) id: ef2dd6db99 (このIDを非表示/違反報告)
榁井(プロフ) - 蜜柑さん» コメントありがとうございます!更新出来てなくてごめんなさい><頑張ります〜 (2018年11月10日 10時) (レス) id: 0315d3255e (このIDを非表示/違反報告)
蜜柑(プロフ) - うぅ…泣きました←この後風呂入ってボロ泣きしました← 私と似ていて、共感しながら読んでました!更新は無理しない程度に頑張って下さい!! (2018年11月9日 21時) (レス) id: 97574853b7 (このIDを非表示/違反報告)
榁井(プロフ) - ラディさん» ありがとうございます!私もツッキーのちょっとつんつんしてるところが好きなんですよ〜! (2018年3月31日 8時) (レス) id: 0315d3255e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:榁井 | 作成日時:2017年12月25日 23時