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今日の私、凄い失礼だ。特に月島くんに。
部活中も、休憩中も。月島くんと近付かないように、ずっと避けてた。
多分もう、月島くんも気付いてる。
部活終了後
「お姉ちゃん!帰ろ!!」
リュックを背負った仁花が駆け寄ってくる。
その後ろで
「……谷地さん」
小さく誰かが呟いた。仁花は気付いてないし、聞こえてるのは私だけ。
でも後ろを向くのが怖くて、近くにいた日向くんに話しかける。
『ひ 日向くんっ』
「お、Aさん!どしたー?」
誰かに、腕を捕まれる。
ごめんなさい。怖くて後ろを向けなかったんだ。
「谷地さん。少し……いい?」
私の腕を掴んだのは
『月島、くん』
仁花に待っててもらって、月島くんと体育館裏に。
『どうしたの……?』
「僕、キミに何かしたっけ?」
嗚呼。やっぱり。ごめんね、わかってたよ。
「今日もずっと僕のこと避けてたよね。しかも、話しかけたらすぐあのチビのところ行くし。僕が何かしたなら言って」
『う、ううん……違うの』
月島くんは私の手を掴む。
「僕、谷地さんだけには嫌われたくないから」
ずるいなぁ。そんなこと言ってくるなんてずるいよ。
『あの時、突き飛ばしてごめんなさいっ……!』
私は勢いよく頭を下げる。
『私が悪いの。月島くんを突き飛ばしちゃって、その後なんて言われるか怖くて……』
「うん」
『それでずっと避けてた……本当にごめんなさい……』
月島くんは私の頭をフワッと撫でる。
「頭あげて」
『つ、月島く……』
「いいよ。僕気にしてないから。逆に僕何かしたかなって思って」
『ううん!私がしてしまったっていうか……!!』
いつもの嫌らしい笑顔じゃなくて、優しくて、ふわっとした笑顔で
「キミにこんなに思われてるって、なんか嬉しいね」
本当に本当に、月島くんはずるいや。
心にあった雲が、どんどんなくなって晴れていく。
『私もだよ』
今の私の笑顔は、きっと太陽のように明るいと思う。
「…………っ。やめてよそんな笑顔」
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今年も1年ありがとうございました!皆様よいお年を!!
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榁井(プロフ) - たんぽぽさん» 返信と更新遅くなりすみません…!コメントありがとうございます!少しずつですが更新していくので楽しみにして頂けたら嬉しいです(*^^*) (2020年12月12日 17時) (レス) id: 449d801ec5 (このIDを非表示/違反報告)
たんぽぽ(プロフ) - 更新楽しみにしてます。頑張って下さい。 (2020年4月21日 10時) (レス) id: ef2dd6db99 (このIDを非表示/違反報告)
榁井(プロフ) - 蜜柑さん» コメントありがとうございます!更新出来てなくてごめんなさい><頑張ります〜 (2018年11月10日 10時) (レス) id: 0315d3255e (このIDを非表示/違反報告)
蜜柑(プロフ) - うぅ…泣きました←この後風呂入ってボロ泣きしました← 私と似ていて、共感しながら読んでました!更新は無理しない程度に頑張って下さい!! (2018年11月9日 21時) (レス) id: 97574853b7 (このIDを非表示/違反報告)
榁井(プロフ) - ラディさん» ありがとうございます!私もツッキーのちょっとつんつんしてるところが好きなんですよ〜! (2018年3月31日 8時) (レス) id: 0315d3255e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:榁井 | 作成日時:2017年12月25日 23時