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今日はお母さんが夜から打ち合わせ。帰りは遅くなるそうだ。
そのためお母さんはスーツにしっかりと着替え、会社の後輩であろう男の人が迎えに来た。
仁花はお母さんがいる玄関までとたとたと歩き、話をする。
「わ、私男子バレー部のマネージャーに誘われたの！」
「バレー？……そうなのA？」
『まぁ……うん、そうだね』
私は壁に寄りかかり、お母さんから聞かれたことに答える。
「あんたバレーなんてわかるの？何でもいいけど中途半端やるのは失礼だからね」
嬉しそうに言った仁花とは間逆に、お母さんは冷たい態度でそう言った。
バタンとお母さんが玄関を閉めた後、
「…やっぱり私やめようかな。向いてないのかもって思ってきた」
仁花は寂しそうな瞳をして、呟くように私に言ってきた。
『…いいんじゃない？仁花が決めることだし、私があれこれ口出しするもんじゃない。仁花がいいならそれでいいと思うよ』
「……そっか」
冷たすぎたかな。でもこんなことを言われたぐらいでやめるならいらない。
それぐらいの気持ちだったんだって思うだけ。何を言われても烏野のみんなと一緒に頑張りたいって思ってくれるなら。
お母さんが言ったみたいに、半端な気持ちでいるなら。そんな気持ちなマネージャーなんていらない。
『ほら、お風呂はやく入っちゃいな』
「…うん」
翌日
部活も終わり、荷物を持ちみんなぞろぞろと帰る。
「ウシワカがユースに入ってる…」
「ユース！？」
先輩たちの方へと駆け寄ると、さっきまで居た仁花が見当たらない。
ついさっきまで体育館に居たんだけどな。せっかく一緒に帰ろうと思ったのに。
『すみません、仁花……見ませんでしたか？』
「谷地さんか……知ってるか？」
「俺！知ってるよ〜」
大地さんに知っていると答えたのは菅原さんだ。
「日向と一緒に帰ってたよ。確か……駅近くまで行くって言ってたけど」
『ありがとうございます』
駅か……日向くんと何か用事でもあったのかな。
仁花探しのついでに、駅の近くにあるパン屋さんでも寄っていこうかな。あそこのパン美味しいんだよね。
駅の近くまで来たとき、聞き覚えのある声が大きく叫ばれていた。
「お母さあああああん！！
私、バレー部のマネージャーやるからああああ！！！！」
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榁井(プロフ) - たんぽぽさん» 返信と更新遅くなりすみません…！コメントありがとうございます！少しずつですが更新していくので楽しみにして頂けたら嬉しいです(*^^*) (2020年12月12日 17時) (
レス) id: 449d801ec5 (このIDを非表示/違反報告)
たんぽぽ(プロフ) - 更新楽しみにしてます。頑張って下さい。 (2020年4月21日 10時) (レス) id: ef2dd6db99 (このIDを非表示/違反報告)
榁井(プロフ) - 蜜柑さん» コメントありがとうございます！更新出来てなくてごめんなさい><頑張ります〜 (2018年11月10日 10時) (レス) id: 0315d3255e (このIDを非表示/違反報告)
蜜柑(プロフ) - うぅ…泣きました←この後風呂入ってボロ泣きしました← 私と似ていて、共感しながら読んでました！更新は無理しない程度に頑張って下さい！！ (2018年11月9日 21時) (レス) id: 97574853b7 (このIDを非表示/違反報告)
榁井(プロフ) - ラディさん» ありがとうございます！私もツッキーのちょっとつんつんしてるところが好きなんですよ〜！ (2018年3月31日 8時) (レス) id: 0315d3255e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：榁井 | 作成日時：2017年12月25日 23時
