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カゲロウ ページ40
伊野尾は今走っている場所がどこなのかわからない
裸足で走っていたので足の裏が痛み始めた
それでも足を止めない
皆を信じているためである
「逃げられるわけない。
お前は俺だから」
in「逃げ切れるに決まってる。
俺は…俺だから」
カゲロウとも会話をしており、頭痛もひどくなってきた
どこに逃げれば皆と合流できるだろう
そう考えながら走っていたのかわからないが、全壊した家に着いたのだ
in「…ここなら、皆わかる。
休むスペースは」
そこで伊野尾は引っかかる
朧げであるが旅館から家までは複雑な道のりであったはずだ
なのになぜこんな簡単に着いているのか
in「まさか…」
yt「そう、嵌められたの。
全部ね」
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作者名：慧jump
| 作者ホームページ：http://wakabassl
作成日時：2022年4月3日 8時
