第47話 日向 ページ48
カ「そもそも中忍試験を何故合同で行うと思う？」
カブトのその問いに、ナルト達は黙り込む。
ただ一人を除いては。
『国同士の友好を深める為。そして、忍のレベルを高め合う為だと言われていますね。』
サス「と言われている？」
『・・本当の目的は、隣国同士で忍のレベルを確認し合い、パワーバランスを均等に保つ為です。』
ナルトはAの説明に首をかしげる。
ナ「パワー・・均等・・・・ん？」
シ「なんでそんなめんどくせぇことを？」
『そうしないと、弱い国は強い国に攻め込まれて、一方的に支配されてしまいます。
この試験は、自分の国の軍事力を他国に示し、国を保つ為のイベントなんですよ。』
ナルトは頭を抱えて理解に苦しむ。
どうやらナルトにとって難しすぎたようだ。
カ「へぇ・・驚いたよ。君はものしりなんだね。下忍なのにそんなことを知ってるなんて。」
カブトはAに笑いながらそう言った。その笑みは睨み付けているようにも見える。
『ありがとうございます。』
Aはカブトを冷たく睨み付ける。
カブトも負けじと鋭く睨む。
サス「そのカードに個人情報が詳しく入ってる奴・・あるのか？」
そんな二人には気付かず、サスケはカブトに尋ねる。
カ「・・あるよ。気になる奴でもいるのかな？調べてあげるよ。」
サス「・・砂隠れの我愛羅。それに木の葉のロック・リーって奴だ。」
シカマルとヒナタがぴくっと反応したが、まあそれは置いておこう。
カ「なんだ、名前までわかってるのか。それなら早い。」
カブトは二百枚近くあるカードの中から、腕をさっと振って二枚のカードを手に取った。
カ「・・これだ。」
サス「見せてくれ。」
『・・・。』
カ「じゃあ、まずロック・リーだ。」
先程と同じようにカードを指で回しながらチャクラを流し込む。
するとカードにチームのメンバーや任務を行った回数等が浮き上がる。
カ「年齢は君達よりひとつ上だな。
ここ一年で体術が異常に伸びてるが、他はてんでダメだな。」
『今回が初受験・・・・ん？』
Aの視線がひとつに定まる。
”日向ネジ
ヒナタと同じ名字だからだ。
確かにその少年の瞳は、日向一族独特の白い瞳を持ってていた。
ふとヒナタに視線を移す。
ヒナタは此方をあまり見ないようにしていた。
気にはなったのだが、なんとなく聞いてはいけないような気がして、Aがヒナタに訊くことはなかった。
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冰輪(プロフ) - なんでアカデミー生なのに額当てを持っているんですか？額当てはアカデミーの卒業試験に合格したら貰えるので、ナルトたちが、夢主が額当てを持っていないことを疑問に思うのはおかしいと思います。 (6月26日 18時) (
レス) @page4 id: 3dfd0d46a5 (このIDを非表示/違反報告)
紅 - 面白かったです。更新頑張って下さい。 (2015年8月17日 15時) (レス) id: e1639afb21 (このIDを非表示/違反報告)
陽炎 - 指摘ありがとうございます！これでおそらく直ったと思います。 (2015年8月12日 19時) (レス) id: d8a9357a87 (このIDを非表示/違反報告)
月夜 - 第30話の所、「部活」ではなく「部下」なのでは？ (2015年8月12日 0時) (レス) id: dc88ce6dac (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - 名前が艦☆れ、、、 (2015年8月7日 19時) (レス) id: 3b57a464f8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：陽炎 | 作成日時：2015年7月25日 3時
