第23話 黒髪の少年？ ページ24
『ふわぁ・・・疲れた。』
Aは朝の太陽の光を全身に浴び、体をほぐすように首をならし、ぐっと両腕を伸ばす。
机の上には山のように積み上げられた大量の紙。
それもぎっしりと字で埋め尽くされている。
Aは階段を降りて、昨日皆で夕食を食べた部屋に入る。
そこには、ナルトの姿はなかった。
カ「おはよ、A。それとお疲れ。」
『おはようございます。あの、うずまきさんは・・まだ帰ってきていないのですか？』
カ「そうみたい。」
『・・・。』
Aは玄関の扉のドアノブに手を掛ける。
『探しに行ってきます。』
それだけ言うとドアノブを捻り、外へ出ていった。
すると、サスケは無言でAの後を追うように、立ち上がって玄関の扉を開ける。
サク「サスケ君？」
サス「・・・散歩だ。」
サスケは振り向きもせずにそう言うと出ていった。
Aは森の道をサスケと並んで歩いていく。太陽の光が木々の葉の間から抜け、地面を照らす。
『ふふっ・・・。』
サスケの方を向きながら、楽しそうに笑って後ろ向きで歩く。
サス「・・なんだ。」
『うちはさんも、なんだかんだ言って、うずまきさんのことが心配なんですね。』
サス「お前がそう思いたければ、そう思っておけばいい。」
『では思っておきます。』
Aは後ろ向きから前向きに戻る。
サスケは、Aが前向きに戻ったのが気に入らないのか、それともAの返答が気に入らないのか、舌打ちをする。
『・・・そう言えば、こうやって二人で歩くのは、久しぶりですね。』
サス「なんだ急に。」
『だって、しばらく会っていなかったじゃないですか。
前は一緒に遊んだり、お話したりしたのに、忘れちゃったんですか？』
サス「・・・忘れてない。」
『本当ですか？』
サス「ああ。」
『そう、よかった・・・。』
Aがそう言うと、前方から黒髪の少年？が歩いてきた。
『あの、すいません。』
？「はい？」
『此処等で金髪の青い瞳の少年を見ませんでしたか？』
Aの問いに、「アホ面のウスラトンカチのな。」と付け足すサスケ。
？「その人なら、さっきそこで会いましたよ。」
『ありがとうございます！うちはさん、行きますよ！』
サス「お、おいっ・・・！」
サスケはAに引っ張られていった。
そんな二人に、黒髪の少年？は微笑みながら手を振った。
その後、ぶつぶつ何かを呟いているナルトを発見し、強制的に連れて帰った。
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冰輪(プロフ) - なんでアカデミー生なのに額当てを持っているんですか？額当てはアカデミーの卒業試験に合格したら貰えるので、ナルトたちが、夢主が額当てを持っていないことを疑問に思うのはおかしいと思います。 (6月26日 18時) (
レス) @page4 id: 3dfd0d46a5 (このIDを非表示/違反報告)
紅 - 面白かったです。更新頑張って下さい。 (2015年8月17日 15時) (レス) id: e1639afb21 (このIDを非表示/違反報告)
陽炎 - 指摘ありがとうございます！これでおそらく直ったと思います。 (2015年8月12日 19時) (レス) id: d8a9357a87 (このIDを非表示/違反報告)
月夜 - 第30話の所、「部活」ではなく「部下」なのでは？ (2015年8月12日 0時) (レス) id: dc88ce6dac (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - 名前が艦☆れ、、、 (2015年8月7日 19時) (レス) id: 3b57a464f8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：陽炎 | 作成日時：2015年7月25日 3時
