第二十九話。 〜それぞれの交友関係〜主人公side ページ34
朝の７時３０分。
通学路にある公園前。
私は人生初の待ち合わせ中…
キド「ユズキ！」
ユズキ「お、キドちゃん。おはよう」
キド「おはよう。…何故にキドちゃん？」
ユズキ「なんとなく？ でもキドちゃんのほうがしっくりくるんだけど」
キド「お、おぉ。じゃあ、キドちゃんで…」
そんな会話をしながら私たちは公園前から学校へと歩き出した。
まわりにも学校へ向かっている生徒がいる。
けど、誰も私たちの方を見ない。
これは私の能力なのか…それともキドちゃんの能力なのか…
キド「なぁ、能力についてなんだが…」
キドちゃんが口を開いた。
キド「能力、制御とかは不可能なのか？
俺の能力は触れると認識されるが自分で能力をコントロールした方がいいだろ」
ユズキ「確かに…。私は打開策がないから余計にね…」
キド「まぁ、目に集中するのが一番だと思うんだがコツがわからないからな」
ユズキ「だね〜」
そこで私は“あること”を思い出す。
ユズキ「ね、クラスの中に何人か赤目の人いたんだけど…」
登校初日から思っていたこと。
どんな能力なのか、制御できているのかは分からないけど。
キド「それは俺も見たぞ。今日話しかけてみるか？」
ユズキ「わかった。お昼休みに話しかけて、制御の仕方とか…」
そうこうしているうちに学校へ着いた。
馴染んできたのか、廊下でわいわい楽しそうな声が聞こえる。
教室へ入るとちょうどチャイムが鳴って、全員席に着いた。
正方形の箱を持って担任が入って来た。
副担がドアを閉め、全員が箱を見る。
ケンジロウ「あー、これから席替えをする。くじ引きなー」
気だるくそう言い箱を教卓の前へ出した。
真っ白の箱には手がちょうど入るくらいの穴が開いている。
黒板に番号を書いていく担任。
副担は腕を組み、目を瞑っている。
キド「席替え…か」
ぽつりと声が聞こえた。
頬杖をつきながら黒板を見ている。
ユズキ「キドちゃんと近くの席になれたらいいね」
私がそう言うと「そうだな」と微笑みながら答えた。
ケンジロウ「じゃ、適当に並んで適当にくじ引いて適当に席替えろー」
“適当”というワードを3つ並べた担任は
手についたチョークの粉を払い、箱を斜めに傾けた。
鹿野さんを筆頭に次々箱の前へ行き、あっという間に列ができた。
キド「俺達も行くか」
ユズキ「そうだね」
少し遅れて私達も列に並んだ。
この席替えは、私の運命を変える──
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西 - この方角に福があるはずです
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君枝 - ブラックロックシューターて、いいよね☆*:.｡. o(≧▽≦)o .｡.:*☆ (2013年10月30日 20時) (
レス) id: 6280206004 (このIDを非表示/違反報告)
羅夢(プロフ) - ひかるさん» お、さっきぶりｗ よろしくｗ (2013年6月16日 19時) (レス) id: eff5015741 (このIDを非表示/違反報告)
羅夢(プロフ) - ♪桜♪さん» 分かりますｗ 書いてて羨ましくなる時が多々ありますね…； (2013年6月1日 15時) (レス) id: eff5015741 (このIDを非表示/違反報告)
羅夢(プロフ) - ジュピリさん» ギリギリ逝ってないです( テスト返却が恐ろしいです…！ (2013年5月25日 21時) (レス) id: eff5015741 (このIDを非表示/違反報告)
ジュピリ(プロフ) - いやいやｗ皆さん逝かないでくださいよ！？そんな事を言っている私もモモ並みになるかもしれないorz← (2013年5月25日 20時) (レス) id: 0ed38f5efe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：羅夢 | 作者ホームページ：http://id54.fm-p.jp/492/neko1230/index.php?nocnt=1&prvw=RVRYVXlvSUxQeUgxbDdq...
作成日時：2013年1月14日 10時
