その女、赤井の婚約者 Ⅱ (ページ5)

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｢は？シュウには絶対無理よ！｣

｢おいおい、ジョディ。シュウは狙撃のスペシャリストだぞ？この授業で輝かないでいつ輝けって言うんだ？｣

｢バカね！シュウが説明できるわけないでしょ？！｣

｢やってみなくちゃわからないじゃないか！笑｣

｢やらなくても大体わかるわよ！｣

なにやら揉めている今日の特別講師の人達。
内容は聞こえないけど女の人が少し焦ってる。

｢ね！A！あれ、FBIの超イケメンスナイパーの赤井秀一捜査官じゃない？！｣

｢赤井秀一？……あ。｣

｢なに？知り合い？｣

｢え、いや、まぁ、話したとあるくらい……｣

｢え！あなたそんなすごい人と話した事あるってどんな奇跡なの？！｣

｢いや、ほんとに偶然なんだって……笑｣

私の記憶が正しければ、あの時のお兄さん。FBIになれたんだ。なんかちょっと安心した。

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｢今日は現職のFBIに来て貰っている！｣

あ、だから2グループに別れてたのか。
納得。何人か落ちたといえど、この人数だもんね

｢自分の場についたら捜査官が来るまで待機だ。来てからは捜査官の指示に従うように｣

｢｢｢Yes,Sir.｣｣｣

私の射撃用の場所は35番。ルーシーは36番。
いつも話しながら持ち場に着いている。

｢私たち誰だろうね！｣

｢全員、優秀なビューローであることは間違いないわよ｣

｢それもそうね！それじゃ、頑張りましょ！｣

ルーシーとは隣だけど、訓練だから黙って待つ。それが決まり。……あの人たちなのかな？

｢シュウ！ほんとにちゃんとやってよね！｣

｢俺はいつでも真面目だ。｣

｢はぁ……思いやられるわ……｣