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「それで?君はいつ私のことをお義母さんと呼んでくれるんだ?」
「へ?」
あまりにもいきなり過ぎて抜けた声を出してしまった。
「そろそろ婚約して半年位だろう?」
「そうですね」
「いつ結婚するんだ?」
「とりあえず、組織が壊滅するまではしないという話にはなってます。」
「そうか……これは、聞かれたくないかもしれないが姓はきめてるのか?」
「きっと彼は私の姓を貰ってくれって言ったらいいと言うでしょうが……私は、赤井がいいなって考えてます。」
「A姉、赤井になるの?!僕と一緒だ!」
メアリーさんも柔らかく微笑んでくれる。
この暖かい雰囲気が大好きだから、赤井の姓を名乗りたいと思ったんだよね。
「でも、赤井家に入るならもっとハイスペック目指さなきゃ笑」
「えー!Aさんもうハイスペックじゃん!」
「そうだな。世界屈指のインテリジェンス能力に狙撃、体術もオールクリア他に何がある?」
「そうですね……薬学とかどうです?」
「志保がいるだろ。あいつを頼ればいい。」
「じゃあ、A姉はやっぱり完璧だ!」
そこまで褒めちぎられても何も出ないよ?……真澄ちゃん何が欲しいんだい?
「次会うときはお義母さんと呼んでくれ。あ、ママでもいいぞ?」
「お義母さんにしときます笑」
その後も色々話して結局帰ったのは7時頃だった。
「随分遅かったな」
「うん。真澄ちゃんに捕まってホテルおじゃましてきたの。」
「……余計な事言われなかったか?」
「ううん。なにも!楽しかったよ。あ、お義母さんって呼んでって言われちゃった。」
「あのババア……」
「こら!ババアじゃないでしょ!……それにお義母さんって呼んでいいんだって嬉しかったよ。」
これは本当に。だって、それって私との結婚認めてくれてるってことでしょ?
この上ない幸せだよ。
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m - とうふさん» なるほど!理解です!コメント返信ありがとうございます! (2021年7月12日 2時) (レス) id: bc41b833bf (このIDを非表示/違反報告)
とうふ(プロフ) - mさん» コメントありがとうございます!キスの日は番外編ですので、初見の方がイッキ読みしてくれた時に間にあると邪魔かな?と思い最後にさせていただいています(.. )新しいお話が間に割り込む形ですので不快でしたら申し訳ないです( ; ; ) (2021年7月11日 14時) (レス) id: 6ed2810abc (このIDを非表示/違反報告)
とうふ(プロフ) - メルディアナさん» ありがとうございます!がんばります! (2021年7月11日 14時) (レス) id: 6ed2810abc (このIDを非表示/違反報告)
m - はじめまして。あのずっと気になっているんですがキスの日がずっと最後のページになっているのは何故なんでしょうか。素直に気になってしまって。作品はとても面白いです!更新頑張ってください^_^ (2021年7月11日 11時) (レス) id: 2fa25325b6 (このIDを非表示/違反報告)
メルディアナ(プロフ) - とても面白いです!更新待ってます (2021年7月10日 20時) (レス) id: 4fe2c4e2da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:とうふ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/luz84361533/
作成日時:2021年5月21日 19時