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四話 ページ5
貴女side
楽しい時間はあっという間で、空がオレンジ色に染まっていた
金「もう遅くなってきたし、帰ろっか」
貴女「あ、本当だ。そうだね、帰ろっか」
近くまで送ってもらい、またねと別れを告げる
ーーー
貴女「ただいま」
真っ暗になった部屋にそう告げ、鞄を下ろす
家で待ってくれている人はいない
お母さんは妹を産んだときに死んで、お父さんは私が10歳のときに喰種に殺されてしまった
まだ6歳だった妹もそのときに連れ去られてしまった
お父さんはお母さんが死んでから私に暴力をふるうから嫌いだった
でも、妹は…………
こぼれ落ちた涙を拭い、シャワーを浴びてベッドに入る
貴女「……明日もいいことありますように」
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作者名：病み狐 | 作成日時：2016年12月16日 23時
