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episode42 ページ46
Satomi side
"今報道されただろ、ならまだ大丈夫だ＿＿＿ "
我ながら、酷いことを言ったと思ってる。
後悔しても遅い。
実はあの子の複雑な家庭事情は結構前から知っていた
だから、なにかと口実をつけて止めようって
それは残念ながら無駄だったみたいだけど
「さとみ、くん、？」
「あ、ああ‥どうした？なーくん」
「いや、凄い顰めっ面してたからどうしたのかなと」
表情に出てたのか。
「なんでもない。ごめん」
「なんかあったら言ってね？」
心配はかけたくない、けど。
皆仲間なんだ。あの子を助けたいって気持ちは同じ
彼奴にも伝わってくれるといいのにな、
「あーあ、だっせえ、俺」
今更涙なんか、とっくの昔に枯れたと思ってたのに。
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