桜蘭高校ホスト部×カゲプロ×苺【無気力症候群。】 (ページ16)

今日:9 hit、昨日:0 hit、合計:5,246 hit

むらさきの彼はページ16

カノside

あー、えっと……

風夏は……？

もうクラス表見に行ってしまったのかな。
てか僕を1人置いていくなんて皆酷くない？？

なーくん、だっけ…

目の前にいるこの人は尚も変わらずにこにことしている。

正直何を考えているのか読めないから困る。

絶対、敵に回してはいけないタイプだ。

なんて失礼すぎることを考えているのがバレたのか、
なーくんが口を開いた。

な「カノ、くんだっけ…？今絶対失礼なこと考えてたよね…？？」

……どうやらバレてたらしい。

男版のキド…？？

カ「ひえっ…す、すみませんでしたあああ！！」

彼の纏う黒いオーラに負けてしまい、僕はその場で深く頭を下げる。

な「あはっ笑。面白いね、君、全然怒ってないから安心していいよ」

アホ毛をぴょこぴょこさせながら笑う彼、、
なんだ、怒ってたんじゃないのか……

なんかふわふわしてんなぁ……

この人なら仲良く出来そうかも。

な「まぁ時間ないからそろそろ行こう？、クラス表見に」

あ、そういやそうだった…忘れてた。

カ「あ、うん！！」

僕は急いで彼の後を着いていった。

なーくんはその時とても上機嫌で鼻歌を歌ってました。(日記か)

～～～～～～～～～～～～～～～～～～

クラス表が張り出されている所…つまり、
クラス表の前にはもう既に沢山の人が集まっていた。

カ「えっ……」

それぞれが一緒だね～とか、離れちゃったね、、
なんてそんなことを横目に見ながら僕は………

な「ん？どうしたの」

ひょっこりと顔を覗かせたなーくんに僕は告げる。

カ「あ…え、えっと…僕の知り合いがここに」

そう。僕の知り合いがここの学院にいた…。

あ、風夏らじゃないよ？

別の人。

僕の……従兄弟って言った方がいいんだろうか。

カ「なんで、ここに……」(ﾎﾞｿｯ)

僕は俯きながら小さく呟いた。

な「……」(なるほどね…)

な「クラスはどこだったの～？？」

突然なーくんが顔を輝かせて聞いてきた。
ほんとにこの人は男子なんだろうか？？

カ「あ～、えっと、1-Bだよ」

な「そっかそっか、俺と同じだね」

そう言ってなーくんはにんまりと笑った。

(なんか、カラフルな人多いなここ…)

そう思いつつ、先生ら？が来て、

ガヤガヤしたクラス発表は幕を閉じた。