鳥かごの中のひな鳥 ページ14
結局は怖いまま。
いつまでもアイツに
囚われて、過去にしばられて、、
まるで鳥かごの中のひな鳥だ。
そんな自分が、1番みにくくて大嫌い。
気づいたら涙を零していた。
あのつんざくような悲鳴と夏の日を
忘れようとするために。
(ん？？どうしたのお姉ちゃん！！)
お前は誰なんだよ、、
こ「っ…！風夏！風夏っ！！」
風夏『っ……え？』
気がつけば、ころんくんが心配そうに
顔をのぞきこんでいた。
その淡い青色の瞳は、どこか遠くを見ていて
今にも壊れそうだった。
また、迷惑をかけてしまった……
罪悪感と共に嫌悪感でいっぱいだった。
はぁ、
と小さくため息を吐く。
こ「…大丈夫…？その、調子は」
やっぱりあまり女子は好まないらしく、
多少距離感はあるが､､
なんというか……
風夏『ふふっ…』
男の子のこういう所、初めて見た。
おい、笑うなっ！！なんて怒っているけれど、
ころころ表情が変わる彼を見るのが面白い。
風夏『…ありがと、僕は大丈夫だよ』
そう言うと、何故か彼は顔を赤くした。
ん〜、なんでだろ。
こ「…ん、なら良かった。」
さ、そろそろクラス発表の時間だよ、
なんて言う彼の後を追って、僕は保健室を後にした。
(できるだけ、関わらないように)
彼女のそんな願いは一瞬で崩れさることはつゆしらず。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
光
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 4人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「オリジナル」関連の作品
この作品が参加のイベント ( イベント作成 )
この作品が参加のイベント 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
皇海 宙(プロフ) - これからどうなるのですか？続きが楽しみです！更新頑張ってくださいo(｀・д・´)o (2020年3月1日 10時) (
レス) id: 38af579ced (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
