ページ ページ2
Wデート当日
私は集合時間より5分早く待ち合わせ場所に着いた。
でも待ち合わせ場所に先客がいた。ちょうど影になっていて顔がよく見えない。
「あ、おはよう」
先客は私に気付くと立ち上がり、近づいてきた。
先客は私の恋人湊くんだった
「あ、おはよう湊くん。早いねぇ」
「ゆずはちゃんもね」
「湊くんの方が早いよ〜。いつ頃からここに?」
「うーん……20分前?」
「早!ごめんね待たせて」
「ううん。いいよ。僕が勝手に早く来たんだし」
「いや、人を待たせるなんて私のプライドが……!」
「あはは。ゆずはちゃんのプライド多いよね」
なんて他愛もない会話を繰り広げていると、集合時間になったらしくみかんちゃんが
「お、熱々ですねぇ。結婚しますか?」
と、ものすごく恥ずかしいことを言ってやってきた
「しちゃうかも」
「ちょ…湊くん!恥ずかしいことを言わないでよ!」
湊くんは真顔で言うのでさらに恥ずかしくて、顔がすごく熱くなった。
そこへ、みかんちゃんの彼氏優希くんもやってきた
「あれ、もうみんなそろってんじゃん」
「もうって、遅いよ優希!3分の遅刻!」
「たった3分じゃん。細かいですねみかん様は」
「何よー!」
会話だけだと喧嘩しているように見えるが、2人とも笑っていて楽しそうだ。
胸がチクチクする
やっぱりお似合いだなぁ
なんだかすごく
「羨ましいなぁ」
「え?ゆずはちゃんなんか言った?」
「へ!?あ!ううん。なんでもない!」
危ない…声に出してた…!!
気をつけるようにしなきゃ。
「今日はどこ行くの?」
「うーん…遊園地いこっか」
「ゆ、遊園地…か…」
「ゆずは?」
「いや、楽しそうだなぁって」
「そう?じゃあいこっか!」
楽しく友人と彼氏と遊園地。なんだか楽しみだ!
心はワクワクしてるはずなのに、
まだ、胸が痛い
続く お気に入り登録で更新チェックしよう!
最終更新日から一ヶ月以上経過しています
作品の状態報告にご協力下さい
更新停止している| 完結している
←感情
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:モモ色 | 作成日時:2018年7月15日 18時