アヴェ雑談 ページ39
Aがアヴェンジャーの部屋にいると扉が開いた。最近はカルデアに属する復讐者も多くなり、昔と違い誰が訪れるのか予想がつかなくなってきた。今回やってきたのは邪ンヌと巌窟王…なのだが二人とも今日は妙に肌面積が多い服を着ていた。そう、水着だ。二人のその姿を始めて見たAは驚きで目を見張っていた。「どう？初めて見たでしょう。何か感想でもありますか？」自信満々の顔で邪ンヌがAに問う。そんな彼女にそうですねと相槌を打ち全身をきちんと見てからAは口を開いた。
「寒そう」
「それだけ？」
簡単、かつ褒め言葉ではない感想。他は？と邪ンヌが次を催促するのでAは少しの間うーんと考えた。「コートっぽいのがある分伯爵様の方が暖かそう」「上裸じゃないあんなの！」あんなのと言われて若干顔を顰めた巌窟王。しかしそれに気が付かないまま邪ンヌは言葉を続けた。彼女が伯爵サマや他の女よりも私の方が服面積あるわよと言うとAは驚いたのかえっと声をあげた。
「他の方はそれ以上に肌面積が…？もっと慎みを持った方がよろしいかと」
「まさか女には貞淑さを求めるタイプだったのか？クハハ、ここでは苦労するぞ」
「大奥とか行ったら卒倒しそうね」
「快楽天と出合ったら死にそうじゃね？」
会話に割って入ってきたのは先程からこの部屋にいたアンリマユだ。邪ンヌに続きアンリが二ヤついた顔でそう言うと、快楽天とはとAが尋ねた。アルターエゴの尼のことだと巌窟王が教えてやるとAは首を傾げた。あの人は清い聖職者なのではないのですかと。その問に対し皆は苦笑いを浮かべた。本性を知らないのかそれとも知った上でそう言っているのか＿まあ彼の場合前者であろう。「そうか、尼の姿しか見たことがないのか」なるほどと納得した様子で巌窟王が言った。たしかに尼の姿オンリーで見た場合、カウンセリングをしっかりしてくれるたまにちょっと言動が変なところがある普通のお姉さん、に見えてもおかしくはないのだから。
「そんなお方でないと言うのなら一体どんな人柄の女性なのですか」
「うーん。オレ、バージョンin月世界的な？」
「その言葉選びでは逆に混乱するだろう」
「今のはそう言われても仕方がないわね」
「エッ言葉選びとか後輩くんに言われたくないんですけど」
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影印 - Ayakaさん» コメントありがとうございます。自分の中では最近ギャグ寄りの話が多いけど大丈夫かな…と結構心配になっていたのでその言葉がとても嬉しいです。 (2021年6月26日 15時) (
レス) id: 2648135176 (このIDを非表示/違反報告)
Ayaka(プロフ) - 面白いです。続きも頑張ってください！楽しみにしてます。 (2021年6月22日 19時) (レス) id: f23d5c420b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：影印 | 作成日時：2021年5月22日 12時
