こねた(ほとんど会話)(唐突に終わる) ページ31
「普通の聖杯戦争だと全員真名じゃなくてクラス名で呼ぶんだっけ？」
ナポリタンを頬張りながら藤丸は尋ねる。「…まあ、そうだな。確かにここでは当たり前のように互いが互いを真名で呼んでいるからマスターが基本を忘れるのも無理はない」若干毒を交えつつ、今日のシェフであるエミヤが藤丸の質問に答える。自身が参加した聖杯戦争の記憶が残っていると癖でクラス名で言ってしまうこともあるとエミヤは語った。相づちをうつ藤丸。思えば意識していなかっただけで意外とクラス名で呼んでいるサーヴァントが多いのかもしれない、そう思い藤丸は辺りの会話に耳を傾けた。
「セイバー！そろそろ我のものになる気が」
「しつこいぞ英雄王！」
「アサシンいます？」
「なんだシロウ、我に何の用…なんだその呆気に取られたような顔は」
「…いえ、何でしょうねこの満足感は」
「よおファラオの嬢ちゃん！今日はファラオの兄さんと一緒じゃないんだな」
「いっ、いきなり背後から声をかけるなぞ驚…不敬ですよ！やめなさい！そしてファラオオジマンディアスなら太陽の会とやらに行かれたので不在です！」
「突撃女！私は今機嫌が悪い。付き合え」
「あんた馬鹿じゃないの？そんな誘い文句で行くわけないでしょう！」
「城塞の如き聖女よ、」
「なんですかその呼び名は…。その名で私を呼ぶと言うのなら、こちらにだって考えがありますよアヴェンジャー」
「ほう？面白い。言ってみるがいい聖女ジャンヌ・ダルク」
「えっと、この前刑部姫さんが言ってた…そうです、『超高校級の復讐者』とか！」
「クハハハ！…なんだそれは……、」
周りで繰り広げられる会話の数々を聞いた藤丸は少し期待を含めた眼差しでエミヤを見る。
「……ああいうのも真名隠し的なやつになる？」
「まあ座の知識だけでそのサーヴァントの正体を判断するならほとんど真名隠しが出来ていることになる。不本意でならんが」
■■■■■４？→←夜空（ヤーダヴァ族（クリシュナ側）白髪設定です）
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影印 - Ayakaさん» コメントありがとうございます。自分の中では最近ギャグ寄りの話が多いけど大丈夫かな…と結構心配になっていたのでその言葉がとても嬉しいです。 (2021年6月26日 15時) (
レス) id: 2648135176 (このIDを非表示/違反報告)
Ayaka(プロフ) - 面白いです。続きも頑張ってください！楽しみにしてます。 (2021年6月22日 19時) (レス) id: f23d5c420b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：影印 | 作成日時：2021年5月22日 12時
