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25)自分の使命 ページ27

「女王様、しっかりして下さい!……ボク思い出したんだよ?ねえ聞いてくれる?」

女王を苦しみながらも、首を上下に動かした。
何故だろう…人間の言葉も分からない女王は分かったように聞いている。

兵士がAに「A!今はそんなこと…!!」

『いい……。いいのだ』

兵士は心配そうな様子をみせたが、女王様の指示に従い黙って女王のそばに居た。

「ボクは一度死んでいるんだ。でもね、暗殺者に襲われそのあと火事にあってママもパパも死んじゃった…でも、ボクのお姉ちゃんがボクの事を治してくれた!」

Aはまるで子供が母親に話をしているようだった。いつものAとは違う…。

そう、元の元気な子供のように。

「でもね、お姉ちゃんは泣いてた…。ゴメンねゴメンねって言ってボクには分からなかった。今でもわからない…」

女王はAの方を見て聞いている。

そして、この後のAの台詞で蟻たちは驚きをみせた。



「ボクの使命を思い出したんだ、それは……【消えること】亡くなることだ」









研究者のもう一つの日記の最後には汚い字でこう書いてあった。

きっと最後の最後に書いたのだろう。



【…A。もしこれを見ていたのならお姉ちゃんを許して欲しいの…。


A、二つのお願いがある。
まず一つ…ハンター協会から逃げなさい。あんなこと書いちゃった私がバカだった、やっぱりハンター協会は信じられないの。
その二つ…A自身の右手で自分を殺すの。

その右手は私の右手。Aは事件で右手をなくしてたからあげたの。

私の…私の右手で!私の手でAを楽にしてあげたいの…こんなこと言うお姉ちゃんはどうかしてる。そもそも、Aをこんなことにしてしまう私が悪いんだよね。



お姉ちゃん、もう疲れちゃった…。



A




ーー上で待ってる】

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蝶々 - 更新待ってます! (2016年7月26日 23時) (レス) id: 81dbe5e582 (このIDを非表示/違反報告)
oremji.(プロフ) - 更新まだですか? (2015年5月28日 19時) (レス) id: 5db768f2c6 (このIDを非表示/違反報告)
姉がうるさい - 小説読みましたぞ!!!!!めちゃくちゃ面白れぇっすね!!更新頑張ってください! (2014年12月28日 15時) (レス) id: f1d0bd6ece (このIDを非表示/違反報告)
鬼灯様愛し隊 - めっちゃ面白い!早く続き見たいデス! (2014年12月1日 17時) (レス) id: b699c1f902 (このIDを非表示/違反報告)
座敷童 - この小説とっても面白いです!!早く続きが読みたいです!!更新大変でしょうが頑張ってくださいね!! (2014年5月24日 21時) (レス) id: cf311eebd7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:だいふく | 作成日時:2013年12月31日 10時

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