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21)モントゥトゥユピー ページ23

それから






兵がボクに「ピトー殿が呼んでおられます」と教えてくれた。

あ「ありがとう」

一言そういうと、ボクは急いでピトーの居る場所へと向かった。









ピ「やあA。待ってたよ」

あ「なにかあったの?」

と笑顔で聞くと

プフ「…来ましたね」



プフがそう言うと、王直属の三戦士最後の一人が現れた。

一人と数えるべきか、一匹と数えるべきか…謎だ。


ピ「おはよう、ユピー」

あ「ユピー…か。おはよう」


ユピーが真っ先に目にしたものは、Aだった。

ユピーはプフに問いかけようとしたとき


プフ「Aは特別な人間。とでも言っておきましょう…」


何が言いたいか分かったプフは、ユピーにそう言った。


ユ「A……。強いのか?」

ピ「多分、強いよ。そこら辺にいる蟻よりは強いと思うけど」

ユ「本当か?チビ」

あ「自分でもわからない。でも、多分そう。というかチビはやめてほしい」

ユ「チッ…」




Aはチビと言われたことに苛立ち、凶々しいオーラを放っていた。

そのオーラを感じ、少しはやるやつだと思ったのか何も言い返せなかったようだ。






あ「まあ、プフよりはいいかな」

ユ「あ?どういうことだよ」

ピ「にゃはは。プフ、Aに嫌われてるにゃ」

プフ「別に…悲しくはありませんよ」

あ「ぷっ……あはは」



Aは少し声を出して笑った。



ピ「ん?どうかしたのかにゃ?」

あ「ううん。別になんでもない」






こうやって話してるのが少し楽しくて、嬉しくて。



自分が生まれてこう思ったのは、初めてなんじゃないかと思う。







自分は…どうして生まれてきたんだっけ?









そう考えた途端、頭が痛くなった。



あ「うっ!ああ…ッ!!」

頭を抱えて倒れるA。



あ「頭になにか…流れ込んでくる!なにか、が」


ピ「A…!?」





Aはそうして、気を失った…。

22)記憶→←20)女王様のお腹



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蝶々 - 更新待ってます! (2016年7月26日 23時) (レス) id: 81dbe5e582 (このIDを非表示/違反報告)
oremji.(プロフ) - 更新まだですか? (2015年5月28日 19時) (レス) id: 5db768f2c6 (このIDを非表示/違反報告)
姉がうるさい - 小説読みましたぞ!!!!!めちゃくちゃ面白れぇっすね!!更新頑張ってください! (2014年12月28日 15時) (レス) id: f1d0bd6ece (このIDを非表示/違反報告)
鬼灯様愛し隊 - めっちゃ面白い!早く続き見たいデス! (2014年12月1日 17時) (レス) id: b699c1f902 (このIDを非表示/違反報告)
座敷童 - この小説とっても面白いです!!早く続きが読みたいです!!更新大変でしょうが頑張ってくださいね!! (2014年5月24日 21時) (レス) id: cf311eebd7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:だいふく | 作成日時:2013年12月31日 10時

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