涼介と光が女の子！？

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涼介side





さっきの薮ちゃんの言葉を思い出して、次から次へとあふれ出てくる涙を袖で拭った。




ｺﾝｺﾝ




ノック音がして大ちゃんがドアから顔と体を少しだけ出す。



大「うぇえ、ちょなんで泣いてっ」



俺の顔を見るとびっくりしてあたふたしだした。



そして、困ったような顔をしながら俺の前に座る。




大「山田…？




え、待って、薮ちゃんが言ってた俺と山田のこれからにかかわる話って…


俺、振られんの、、？」




自分で勝手に言っときながら涙目になってるから、違う、と首を横に振る。




涼「大ちゃ、おっ、おこら、ないでっ聞いてくれるっ？」



泣きながらそう聞くと大ちゃんが
ふわっと抱きしめてくれる。




大「ん、何言われても怒らないよ。
だから一旦落ちつこっか。」





頭をなでてくれたり背中をさすってくれたりして10分くらいがたっただろうか。


だいぶ俺の気持ちも落ち着いてきて、言わなきゃ、と心の中で何度も言う。



涼「あのね、大ちゃん…

海、行ってから一ヶ月半くらいたったじゃん、、
俺ね、あ、あの、ひかも一緒なんだけど、


生理、、来ない…」





大「え、来ないって…なんかの病気とか？

病院には行ったの？」




涼「違くて、、

赤ちゃん、出来てた。
まだ、市販の薬だから分かんないけど、
今度、ひかと一緒に病院行ってくる」



大「こども？……俺と、山田の、、？」




目を丸くして静かに聞いてくる。

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