二百十六話 ページ32
ｳｿｯﾌﾟ「面目ねぇみんな.......！！大事な金をおれ"は！！」
ゾロの足元にガバリとしがみつき、ウソップは鼻声で叫んだ
ｿﾞﾛ「おいおいちょっと待て落ち着けよ！」
ｳｿｯﾌﾟ「だげど.......！おれァせっかく手に入ったとんでもねェ大金をみすみすあいづら"に"ィ！！」
ﾁｮｯﾊﾟｰ「ウソップまだ寝てなきゃダメだ！」
少し経ち、ウソップは落ち着いたのか布団の上に綺麗に正座をして下を向く
ｳｿｯﾌﾟ「.......じゃあやっぱり金は戻らねェのか」
ﾙﾌｨ「いやそれもフランキーってのが帰って来ねェと分からんねェんだ
もしダメでもまだ1億ベリーもあるんだからいいよ！気にすんなよ！」
うっはっはっはと明るく笑うルフィ
ウソップが少しでも気にしないようにと、気遣ってのことだろうかと考えるが、そんな気遣いがこの兄にできないかと思い直す
ﾅﾐ「よくないわよ！お金は！」
ｻﾝｼﾞ「まったく無茶しやがる.......！命があったからよかったものの.......！」
ｳｿｯﾌﾟ「.......すまねぇ
だけど、じゃあ船は.......メリー号は1億ありゃ何とか直せるのか！？
せっかくこんな一流の造船所で修理できるんだ！この先の船も渡って行けるように今まで以上に強い船に......！」
ﾙﾌｨ「いや、それがウソップ
船はよ！乗り換える事にしたんだ
ゴーイングメリー号には世話になったけど、この船での航海はここまでだ」
『.......』
ウソップはしばらく意味が理解できないようで、はてなを浮かべる
その間にもルフィは話を進めた
ﾙﾌｨ「ほんでな、新しく買える船を調べてたんだけどカタログ見てたらまァー1億あれば中古でも今よりデカい船が.......」
ｳｿｯﾌﾟ「待てよ待てよ！
そんなお前.......！冗談キツイぞバカバカしい！」
皆の真剣な顔を見渡し、それが冗談では無いことにウソップは気付いた
ｳｿｯﾌﾟ「なんだやっぱり修理代.......！足りなくなったって事か！？
おれがあの2億ベリー奪られちまったから.......！金が足りなくなったんだろ！
一流の造船所はやっぱ取る金額も一流で.......」
ﾙﾌｨ「違うよそうじゃねェ！」
ｳｿｯﾌﾟ「じゃ何だよはっきり言え！おれに気ィ使ってんのか！」
ﾙﾌｨ「使わねェよ！あの金が奪られた事は関係ねェんだ！」
ｳｿｯﾌﾟ「だったら！何で乗り換えるなんて下らねェ事.......」
ヒートアップしていく二人を、皆は慌てて止める
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黒月(プロフ) - リンさん» 長らくお待たせしてしまい申し訳ない！！コメントありがとうございます！ (2022年3月28日 23時) (
レス) @page25 id: 02fbfb1fd8 (このIDを非表示/違反報告)
リン(プロフ) - 久しぶりの投稿嬉しいです！ (2022年3月28日 23時) (レス) @page25 id: 6226ea243e (このIDを非表示/違反報告)
Kgirl(プロフ) - めちゃめちゃ面白いです！！更新楽しみに待ってます！ (2020年10月18日 12時) (レス) id: 9d01398b31 (このIDを非表示/違反報告)
シェイガー(プロフ) - 更新待ってます！楽しみにしてます！ (2019年9月3日 3時) (レス) id: 524b76be29 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月夜ヒロ
| 作成日時：2017年11月27日 0時
