私の家族．．．めっちゃ多い！【2j3j】 (ページ25)

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｢はぁ…｣

朝から殺されるかと思った…

黛さんが来てなかったら危なかった

あの後僕はダッシュでアンジュさんの部屋に戻った

アンジュさんは既に出かけていたようで、部屋はとても静かだった

部屋の主が居ないのに居座るのはどうかと思ったので早く着替えてしまおう

昨日買ったパーカーに緩めのズボンとあたたかめの格好

今は11月でだいぶ寒いからね

ちなみに18日らしい

最近日付を気にしていなかったので昨日久々に確認したのだ

着替えも終わったのでさっき来ていた服を持ってリビングに行く

現在10時半

半分以上の人が起きている

星川｢Aちゃんおはよー｣

｢おはようございます｣

リゼ｢アンジュと一緒で寝れた？｣

｢ぐっすりでした｣

リゼ｢よかったぁ｣

｢僕、散歩に行ってきます｣

天宮｢この辺の道分かるー？｣

｢昨日尊さんと歩いたので大丈夫です｣

天宮｢なら大丈夫か！いってらっしゃいー｣

｢いってきます｣

昨日歩いたとはいえまだまだ知らないとこが多いこの街

家族と住んでいた家は田舎にあったから、都会の朝は新鮮

…10時半は朝じゃないか

でも、この人が忙しなく動いてる感じ好き

都会の街と人を眺めながら歩いているうちに結構な時間がたった

お昼になる前に帰らなくちゃ

帰らなくちゃ……か

そう思えたのはいつぶりだろうか

自分が住んでいた家を出て

さまよい歩いて

帰るなんて単語浮かびもしなかった

今の僕には帰る場所も

待ってくれている人もいる

こんなに幸せでいいんだろうか……