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「伊野尾くん、そんなふうに考えちゃだめだよ。もっと自分に自信を持たなきゃ、いい演技は出来ないよ」
「……っ」
「伊野尾くんが悩んでること、なんとなくわかるよ。だけどそれは、ほんとに伊野尾くんの責任?」
須藤さんは探るような目で俺を見た。
……今の、俺の悩み。
……もちろん、山田のことだ。
いくら俺が山田への想いに気づいたって、この件に関して俺が悪いことなんてひとつもなくて……。
……だけど、どうして?
「すど、」
「ーーーわかったみたいだね。誰が一番悪いのか」
俺の言葉を遮って、須藤さんは俺の頭を軽く撫ぜた。
そんな軽い仕草だったのに、俺は話せなくされてしまったみたいに動けない。
「伊野尾くん、まだ気にしているなら、この間のホテルに行こうか。山田くんの代わりになってあげるよ」
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YIN - ここまで読みました。続き待ってます。 (2022年3月1日 0時) (レス) @page26 id: f1d92059ab (このIDを非表示/違反報告)
ずみ - 一気にここまで読んで来ました。続きは気になります! (2019年12月26日 1時) (レス) id: fc1c97cf30 (このIDを非表示/違反報告)
なっち - 続きが気になります!!!!更新頑張ってください!!! (2018年12月31日 22時) (レス) id: a01bbaa610 (このIDを非表示/違反報告)
サファイア - 続きがとても気になります!!更新待ってます! (2018年12月17日 3時) (レス) id: b202527c47 (このIDを非表示/違反報告)
さく(プロフ) - 更新してほしいです! (2018年11月3日 14時) (レス) id: 90d5b391a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:花浅葱 | 作成日時:2018年1月5日 6時