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薮の肩に頭を乗せていたら、手首が外される気配。
膝の後ろに腕を回されて、顔を上げたら、ぐるりと視界が反転した。
「伊野尾……見られてるぞ」
耳元で薮が囁く。
目の前には、驚いた顔のJUMPのみんな。
みんな……見てる。
……俺のこと。
顔を背けて、不自由な両手で視界を塞いだ。
そのまま律動が再開されて、俺は不安定な姿勢のまま揺さぶられる。
「ぃやぁっ！ ゃだ、だめ……っ！」
「伊野尾がえろいの、ばれたね」
くす、と楽しそうに笑われて。
腰の動きが強くなる。
ごりごりって、奥が擦られる。
先走りが飛び散って、床にぱたぱたと落ちた。
「ひゃあっ…っ…!! そんなぁ、だめ、ゃぶ、やめて……っ！」
「……いま腰振ってんの、伊野尾だぞ？」
「ふぁ…っ…!?」
……ほんとだ。
俺の腰、とまんない……っ。
やだ、やだ。
俺がびっちみたい。いんらんみたい。
それに、こんな弱い刺激じゃイけない。
つらい。
みんなに見られるのも、熱が果てないのも、つらい、つらい……！
「やぶ、やだ、たすけて……っ!!」
「……どうしてほしいんだ？」
「うごいて…ぇ…っ！」
必死になって叫んだら、薮は俺の頬に手をかけて、顔を向けさせる。
薮の指が涙を拭って、視界がだんだん鮮明になる。
目の前の薮は、真剣な顔で俺の目を見つめてた。
「じゃあ答えろよ。お前は誰のものだ？」
「やぶ、の……」
「違うだろ。いつもはなんて呼んでる？」
「……っ、こ、こぅ、た……。こうたの、もの……っ」
「……忘れんなよ」
ふにゃって薮が笑って。
ちゅ、と俺の唇に口付けを落とす。
「ちゃんと言えたから、ご褒美な？」
「…ひ、ぃ、あぁあ…っ!!」
下からの突き上げが再開される。
時々漏れる薮の吐息が、いつもより少し荒っぽい動きが、ぜんぶぜんぶ気持ちいい。
「ん、こぉた、…っ、イく、イくからぁ……っ!!」
「いいぞ……っ」
「んゃ、ぁっんむっ、ふぁぁっ！」
頭が真っ白になった瞬間、薮は再び、俺の顔を引き寄せて、深く深くキスをする。
白濁が飛び散った。
そのまま奥で、熱が弾けたのを感じて、俺はゆっくり目を閉じる。
「……に…さ………な」
薮が何か言ったのが聞こえたけど、意識が沈んで、聞き返すことは出来なかった。
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花浅葱(プロフ) - たべっこさん» リクエストありがとうございました！遅ればせながらリクエストを2のほうで書きました。またリクエストがあればよろしくお願いします！ (2018年1月9日 20時) (
レス) id: f54c27727d (このIDを非表示/違反報告)
花浅葱(プロフ) - ◆◇如月 侑澪◆◇さん» リクエストありがとうございました！2のほうでリクエストを書きました。遅くなってしまってすみません。読んでいただければ幸いです！ (2018年1月9日 20時) (レス) id: f54c27727d (このIDを非表示/違反報告)
花浅葱(プロフ) - 唯さん» リクエストありがとうございました！お返事遅くなってしまってすみません……！2のほうでリクエスト書きました！またリクエスト等あればよろしくお願いします。 (2018年1月9日 20時) (レス) id: f54c27727d (このIDを非表示/違反報告)
けいな - はじめまして！このお話大好きです！いの受けを愛してるのでいつも楽しく読んでいます！リクエストいいですか？歪な関係の山田くん､知念くん､伊野尾くん､のお話の続きみたいなのってかいていただけないでしょうか？お願いします！更新頑張ってください！ (2017年11月20日 12時) (レス) id: b1b2b6f894 (このIDを非表示/違反報告)
花浅葱(プロフ) - 琴音さん» リクエストありがとうございました。更新が遅くてすみませんでした！ (2017年11月17日 5時) (レス) id: f54c27727d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花浅葱 | 作成日時：2017年6月7日 8時
