異能の国のアリス

39. 言い訳パラダイス ページ44

「えっと…ですね……」

薬「いつ、誰に、怪我をさせられたんだ」

「ぇと……き…そう！木に刺さって！」←

薬「こんなざっくりとか？」

「うん！」

薬「どのぐらい尖ってたんだろうな」

「そ、それはもうカッターの様にギラギラと…」←

薬「カッターだな」

「ﾋｯ」

薬「誰にやられた」

「……自分？」←

薬「………………………」

「……学校の人です…」ｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀ

薬「よし、殺りに行くか」

「待ってぇぇぇぇ！！！」

薬「待てない」

「あ、のね？ほら、私痛くないから…ね？」ﾆｺｯ

薬「……はぁぁぁぁぁぁ………大将…俺っちがそれに弱いの知ってる癖に…」

「えへへ〜ほらほら今ならセルフハグ出来るよ」

ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞ
ｽﾊﾟｧﾝ

「なぜ清光と同じ登場をするんだ」←

小「主様！！！」

「お、小狐ちゃん」←

小「会いたかったですっ！！」ｷﾞｭｩｯ

「可愛いんだけどごっつい………」←

「あ。そういえば私帰ってきたのに長谷部来ないね珍しい」

堀「長谷部さんなら今遠征に行っていますよ！」

「それ絶対"くっ……私としたことが主の帰宅のお出迎えも出来ず…"的な事言いそう」

一「主殿！お帰りなさい」

「おや一期殿」←

一「弟達も心配していたんですぞ！」

「ごめんね？」

こ「審神者様！！」

「でゅふっ！！…いってて…」

こ「やっと帰ってきたんですか！」

「ご、ごめんって…」

こ「皆で資料手伝ってたんですからね！」

「えっ」

こ「あ、でも残ってるのは残ってるのでやってくださいね？？」

「えぇ………」

こ「元々審神者様の仕事なんですから！」

「わわ、分かった分かった！！」

こ「あと丁度良い時に帰ってきてくれて良かったです！」

「……丁度良い…？？」

こ「これから審神者会議があるんです！」

「えっクソじゃん」←

「私早めにポートマフィアに帰りたかったんだけど…」

こ「今までサボっていたのに行かないなんて許しませんよ！」

「ご、ごめんって！！！」

こ「さあ早く準備してきてください！」

「えっこの服じゃだめなの？？」

こ「どうして学校の制服で行くんですか！巫女服でいいですから早く着替えてください！」

「そんなぁ……」

薬「大将！」

「はい！」

薬「その怪我せめて手当てさせてくれないか？」

「してくれるの！？ありがと〜！」

薬「いやだって大将さっきから血ダラダラ垂れてるからな…？」

「わ、掃除しないとダメじゃんごめん」←

40. 審神者にもこんなやつ居るんだね→←38. 幹部補佐は皆を愛している様で。

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